二段太極拳

上海市復旦大学武術協会との提携を結んで、一回目の研修ツアーから戻り2週間が経ちました。

思うとこの2012年の上海国際武術博覧会、昨年2013年の香港国際武術大会・中国武術段位制国際考試を経て、今回の研修ツアーで龍身蛇形太極拳を学び帰国して、また新たな普及活動の展開が始まりました。

この怒涛の2年間は本当に大変なことの連続でしたが、今回のツアー期間の2月の打ち合わせから始まって2週間前に研修ツアーを無事にいいかたちで終えることが出来て、

ゆっくりと振り返り、ふと気付けば国際武術大会を運営する「武術界の一勢力」を動かす側にいたんだな、と実感しました。

大会組織委員になっても仕事をするようになっても、あまりにもやることが多く忙し過ぎて必死だったので、あまりそういうことさえも考えてはいませんでした。

昨年の8月に花妙林老師が来日し、久しぶりにゆっくりと先生の近況を聞き、「一緒に活動を行おう」という勢いが始まり、ここまで一気に来た感じでした。

こうして振り返ると花老師は現在中国武術協会が行う武術活動を動かしている中央の役員の一人であり、韋剣くんもその助手となり将来は2人が上海武術協会の中枢を背負う人材になっていたことでした。

2012年の博覧会から伝統武術ルールになり、こちらの選手育成を一新し、昨年の中国武術段位制新教程から武術班の活動も太極拳の活動も全部段位制に移行していました。

これも気付けばいいかたちで活性化していて、花老師に上海で褒められて激励を受け、そして王金香老師も武術館の館長をされていて、応援を受け、

今の自分は何か「浦島太郎」のような境地です。

自分は単独で武術段位制を日本で開始して、周りはやらなくても協力者がなくてもいいから、どんどんとフィットネス業界にも売り込み会員さんの支持を得て、地元の活動でも皆さんに喜ばれたのでどんどんと展開活動をしてきました。

今ようやく落ち着いてみると、本当にいいスタートを切れてよかった、と実感しています。

思えば、日常生活のすべてはありとあらゆる組織には動かす側があって、その効果でその後が決まっていくもので、

良い効果があれば、良い恩恵が与えられ、

うまくいかなければ、うまくいかない報酬を得る、というだけのことに気付きました。

日本国内47都道府県にも多くの組織があって、多くの武術世界観があると思います。

私達は今唯一、本場での中国武術段位制を既に昨年から日本で普及展開を行っている組織になっていて、これは国際標準化になっていることもあり、いずれはフィットネス業界も興味を持って、気付けば多くが参入してくるところもあると思います。

今後の展開が楽しみになってきました。

今年も香港から連絡が来ているのですが、香港での検定は隔年ぐらいの開催をしたいと考えています。

やっぱりしっかり合格を目指して練習をして検定を受けて段位認定が得られる、あるいは競技会での総合成績を取って、フィットネス業界で職業プロインストラクターデビューをできるようになるのも今や一つの人生の選択肢になるまでになりました。

来年はもう一度、上海での研修をやりたいとも考えていて、しかしまた香港での検定や進段試験を受けたい方のために企画を考えています。

今現在8月10日(日)に行う中国武術・健身気功交流会&中国武術段位制考評会の準備をスタートしました。

いずれは大きな展開になっていきそうな嬉しい予感があります。

中国武術段位制日本版を取り入れたい方は、フィットネス企業でも、教育機関でも大いに歓迎します。

我々は先ず一~三段の指導者と考評員の養成に頑張りたいと思います。