この2週間ほどは横浜でも大雪による影響を受けました。
2週間前の日曜日の大雪明けの日に、交通網が大変だった時に成田空港まで8時間かけて行き、そこからまた2時間遅れほどあって上海へ向かいました。
上海では、とても有意義だったので、帰り道からはもう「やる気」に満ち溢れて戻ってきました。
そしてまた大雪に見舞われて、関東地方は全体的に大変なことになりましたが、なんとかパニックになった土曜日も日曜日もフル稼働で頑張りました。
(まだ地域や場所によっては、大変なようなので、皆さんの無事と行政の皆様の頑張りでいち早くいつもような平常への回復を願っております。先日下見に行った三浦半島はもう雪はまったくなくて暖かくなっていて、関東も南から北部まで案外に広いのだな、と実感しました)
成田空港までの道程が長過ぎて、いろいろなことを考えたり、思い出したりしていました。
その時に思い出したのは、今からちょうど30年前の1984年の2月に、このような大雪が降ったことを憶えています。
その時は中学3年生で、当時に所属していた協会が、その前年1983年に北京の武術名家、謝志奎先生が来日され、初めて中国武術家の指導を賜りました。
謝先生は初級長拳の1、2、3路の編纂者であり、北京の伝統拳の花拳の名家でした。
がっしりとした体格に、優しい目で見つめてくれて、当時は家の経済状況も悪く、世の中全体に不満があり、
ちょっとふてくされた生き方をしていましたが、先生が何故かまだ何も大した取り柄のない自分を見初めてくれて、とても親切に教えて下さいました。
中でも「拳の握り方」や長拳の「定勢」というものへの、最も重要な感覚を、身近に手取り足取りで教えて頂きました。
今から思い起こすと、とても大事なことを教われたと思います。
それは、今でもずっと大切にしている「意識」でもあります。
そしてこの30年以上の武術経歴をお持ちの方は「この1983年に放映された映像」をご存知と思います。
その30年前の今頃、当時は毎日自宅前の庭で一人で習ったものを練習し、日曜日と金曜日の定例練習会に参加していました(※今でも日曜日と金曜日を定期的な練習日にしているのは、このことを大事にしているからです)
そしてこの2月に、大雪の降雪が確か2連発でありました。
当時は、亡き父の仕事の事業が不振で大変な時期でした。
そのことで父は私が武術に打ち込んでいることに対して「お前が心底本気でやりたいことでお金がかかることなら、お前の力で何とかしてみろ」
と言われ、中国武術を一緒に始めた兄と二人で学校には内緒で新聞配達のアルバイトをするようになりました。
兄は中学卒業と同時に辞めたので、一学年下の自分が中学3年生の時は一人で兄の担当していた分も引き受けてやるようになりました。
(1985年の上海体育学院の初の短期留学のお金は、ここから溜めていました)
忘れもしないのは、ちょうど先週の土曜日のような大雪があり、日曜日の朝に大雪の積もった中を早朝に新聞配達を時間内に終え、
必死で帰宅して、速攻で準備して高校受験を受けに行きました。
忘れもしないのは、ダイヤが乱れていましたが、とりあえずは急行も動いていました。
しかし放送もよく聞こえない状態でしたが、時間もギリギリで、いろいろと慌てていましたが、行き先の方向へと向かうホームにやって来た電車にと安心して乗れました。
しかしそれは受験する高校の駅へ行く方向ではない方へ走り始め、それは臨時発車での始発急行になっていまでした・・
「・・!?!」
「心臓が止まりそうになりました」
「ゲゲッ!!」
とにかく落ち着かなくて、とにかく電車の中では、進行方向の反対側で車内で足踏みで繰り返し馬のようにその場でルームランナーの如く走りました。
急行停車駅に着いて、ドアが開いた瞬間、反対方向の方面のホームへダッシュで階段を駆け下りて、駆け上がりながら走りました。
ちょうど反対方向への急行が発車直前で、それに飛び乗りました。
有難いことに、すぐ様発車しました。
そして、そこから元に戻り、そして受験する高校の駅へと向かいました。
高校受験のテストの当初の時間帯では過ぎていたのですが、こうしたトラブルのためにスタートを30分延長する、ということで間に合いました。
とにかく落ち着かなかったので、深呼吸をしましたが、とにかく落ち着かなかったので、
自分は「よし!!」
と考え、校舎内の中庭で人の少ないところを見つけて初級長拳の套路を練習しました。
そうしたら落ち着いてきて、何か感覚が軽くなって自信が戻ってきました。
そこから、受験が始まり「5教科」の試験を終えました。
試験を終えて、校舎を出るときには、内容においてはかなりの手応えを感じていました。
そして、後に試験合格してその高校に入学しました。
思い出すと、自分の人生は、この時の感覚に鍛え上げられていたのかも知れません。
今年2014年。
あれから30年。
そんなに変わっていないのかも・・
あるいは歴史的必然なのかも・・
ちょうど今から「30年前」の思い出。
そして、そこから自分の武術生活の思い出深い、黄金期快進撃「第1時期のスタート」の幕開けになった年でもありました・・
この春から、始まる今年もまた、新たなスタート・・
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8月10日(日)2014年 中国武術・健身気功交流会