今日は太陽暦1月31日、太陰暦正月元日です。

日本も持統天皇692年から141年前の太陽暦に改暦を行った1873年以前までは太陰暦でした。

つまりは江戸時代までの四季文化はすべて太陰暦になります。

現代日本社会では、戦後69年になるので、明治大正昭和と来て現在は平成26年。

西洋化現象で、あまり東洋の暦には興味がなくなったこともあり、そのことに関心を持つ人は少なくなりました。

しかしながら暦は春夏秋冬と四季を分別するためにあるものなので、改暦を行って人々の行動を変えたところで、大自然季節に変化は一定であることを知るにはいい機会になると思います。

昨日が大晦日、12個の月が満ちて欠けてをくり返し来て、今日から新月で月数えを正すことで正月。

毎年同じことですが、3週間ほど前ぐらいから先週ぐらいまでが寒さの底、小寒~大寒を経て、正しくは今日が初春、新春のスタートです。

ようやく冬を越した感があると思います。

梅の花はいち早くその初春の訪れを知らせてくれる存在です。

世相では大体、定期的な季節と心身の関係というのは知らないので、大寒の気にさらされて、防衛体力:免疫力が弱いと感冒:五感が冒されてしまい、この時期に言われるインフルエンザの大流行、ノロウィルスに感染者になってしまう、ということです。

現代社会では衣食住の進化で、さほど生命に深刻にはならなくなったために、あまり意識を強くもたなくなりましたが、かつてでは「風邪:ふうじゃ」に冒されたそのことが命取りにもなることでした。

考え方を少し変えてみれば、現代社会でもたやすく感冒に冒される、という方はかつてでは命を落とし易い体質でもあった、ということにも一考にはなるとも思います。

私自身の仕事では、皆さんが、またこの時候へ来て、安心感を得られるようになったところで、ここへきてようやくひと段落が着きました。

今年は2014年。

2012年問題、ともいわれた世界の政治指導者交代があり、昨年で多くの実務的な変遷があったことを記憶されている方は、今年からはとても大きな時代の流れがスタートする年を実感できることと思います。

日本でも遷御の儀を経て、歴史的なメッセージが伝えられていました。

昨年末に天皇陛下がインドを訪問され、大歓迎を受けました。

そのインタビューの中でインドの外相は「アジアにとってこの200年間ほどは不運の時代であったが、元々の長き数千年間の歴史的な繁栄はずっとアジアにあった。21世紀これからのアジアはまた大きな力を取り戻し、かつての繁栄を取り戻せる」と語っていました。

私も全く同感に感じています。

世界の信仰に祀られる神々は多くが武神と軍神にそのルーツを持っています。

私達祖国の日本神話でも日本武尊を始め、多くの武神を祀っています。

今外交などで話題にされていることに気を留めることはないと感じています。

報道でヒステリックになっているものは、それを話題にしようとしている人達の不安の表れに過ぎません。

私達は私達の祖国の長き歴史があり、誇りがあります。

心強く、身体を元気に、そしてまた日本国とすべての日本人の皆さんの発展と繁栄を願って、今日の新春の訪れに勇気をもって尽力したいと思います。