
木金土日と続く4日間は比較的レベルの高いクラスの指導を行っています。そして今日月、明日火は養生・健康太極拳教室が中心なので、
毎週いつもこれからの武術練習や活動でのグレードアップさせられるように、反省とこれからの内容を精査するようにして、その後に養生・健身教室にも応用とを行っています。
昨日は午前、午後と皆さんいい感じで自発的にどんどんと動いて練習活動が盛り上がっていたので、この春から始まった武術段位制に更に自身の経験から、初段階、中段階、高段階と3つの段階で集中して、
それぞれの段階において重要な武術技能や動作効能などを体現出来、楽しく活動できる運動プログラムを行えるグループ化を自然体ででもまとまれるようになれるように、この冬の活動は考えています。
実は初段階が一番大事で、誰もがいつもしっかりと行っていけるうえでの武術の基本としての基本内容です。それは武術は動作が多彩であることも魅力のひとつですが、華やかなものだけでなく、地道な基礎があることで武術活動は長続きし、いつも毎日での健康な心身維持にも繋がっていくものです。
指導者としても、常に自身の基本を見直すということでも一番重要なことでもあると思います。
中段階からは自選項目と規定の2つを行えるよう目指し、対打套路へも、より意識を高めていく段階になります。
中段階ぐらいになればサブの指導者を行えるようになると思います。
高段階は中国武術の特徴である、健身、競技、実用の3つとエキシビジョンやエンターテイメント、などで成果を上げ、専門家としても医学教養と四季養生を体得して、世へ堂々と出ても、名を挙げられるようなスタンスになれると思います。
この冬はそれぞれのペースでコツコツと頑張って、様々な感覚においての我々のグレードアップ・システムの構築を図りたいと思います。
そして活動において参考にもしたいのは、みんなで助け合い、一緒にフォローしながら共に楽しくステップアップを行っていけるような、かつての高校などでの部活のような雰囲気も大事だと思っています。
昨日は前半の早い時間帯で兵法剣術、個人項目、そして中盤で基本功、後半はまたそれぞれの項目で行えました。
(前半はゆっくり始動、中盤でフル稼働、後半では総合的なレベルアップをするためのサポート内容 套路あるいは散手、前半で短兵もいいですね)
これからは中盤はさほど変化はありませんが、前半と後半がいいかたちで練習と稽古がうまく出来れば、この冬は来年は競技会にエントリーを行わない年なので、
質の高い武術活動のみに集中して行っていきます。
先ずは一番大事な健身・養生の流れで、それぞれの目指すスタイルでの専門性に力を入れ、
高段階で行う場合は実用武術では総合的に行っていきたいと思います。
昨日の午後の活動で前半での兵法剣術の稽古では、間合いを図りながらの攻防の技を練りました。
3人での日本武道での対戦式稽古でのローテーションを指導しましたが、あのスタイルは後半での散手でのミット打ちでも応用ができると思うので次回は後半の散手でも行っていくと良いと思います。
前半での剣術の練習もいい感じで皆さんで進んでいましたが、なかなか昨日は兵法剣術での稽古で重要な、中国武術的ローテーションとは異なる、
日本武道的ローテーション方法をお伝えするのに時間がかかり、あまり周れなかったのですが、平日金曜日での練習で、方法を覚えた方は、
自分が周れなかった時は、そのやり方などを思い出して、新しい方々に伝えていく、ということでいつかは指導者の立場になる人も必ず出てくると思うのですが、
「TPO」「タイム:その時」「ポイント:集中する点」「オケーション:適切な状況判断」
を先ずは気軽な雰囲気の常日頃の中ででも絶えずに変化する状況で選択し、相互に工夫して、いい方向へ共に進歩できる機会を得られるようになると感じています。
これは現代日本社会ではなかなか経験のしにくいことが往々にしてあるので、我々はこの活動の中でいいかたちで経験し、実際の世の中でも基本は同じものなので、感覚を鍛えるにもいいと思います。
先週は横浜美術館で開催されている「横山大観展 良き師 良き友」を観覧して来ました。
その中に横山大観の師である、岡倉天心から送られた書に「遠慮めさるな、浮世の影を、花とゆめ見し、人もある」という文言を拝見し、とても大きな感動を得ました。
「遠慮めさるな、浮世の影を、花とゆめ見し、人もある」とは、私から意訳させて頂くと、
「横山くん、君は遠慮しなくていいんだよ。このいつも浮ついた実体の伴わない世の中の「浮世:うきよ=憂き世」であってでも、花を愛し、夢見て頑張る人々は多くある、そんな仲間はまだまだたくさんいるんだから。それにこんな憂き・世だからこそ君は何も遠慮することなく、自身の道を精進するともっともっと善くなるよ」
そんな風に感じました。
私も思えば、素晴らしい師に出会えて、良き仲間たちと切磋琢磨し合って、今であってでも友からの応援があるからこそ、こうして今の自分があるんだ、と実感し感謝しました。
今現在の武術院の皆さんとの活動の中ででも、かつての自分の思い出に近いものをよく彷彿させてくれる出来事がたくさんあります。
それに私自身の性格で実は心配性:慎重で結構臆病な面が多々あります。
逆にその性格があって、慎重で臆病だからこそ、自信と力がついた時は「ドカン」とかますことが出来たように思います。
そのことで岡倉天心さんの「遠慮めさるな」のメッセージはとても勇気付けられました。
私も「遠慮せず」に頑張ろうと決心をしました。
感謝:ありがとうございました!
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