人間、自分の誕生日から今日の、今日まで、「何をしてきたか」「何を感じてきたか」「何を身につけてきたか」で思考、考え方、興味、すべての精神性はそれぞれに世代的に異なっていると思います。

60代は団塊の世代、50代はシラケ世代、私の世代は新人類前半、そしてその後は団塊ジュニアとなっていきます。

日本での中国武術界(中国拳法界)というのも、世代で認識が異なり、今現在は大きな「分水嶺」の時期になっています。

政治界では、1972年に日中共同声明、1978年に日中平和友好条約が日本と中国で結ばれました。

1980~1985年代には西遊記、水滸伝、少林寺、中国伝統文化が日本にも紹介され、サントリーウーロン茶のCMで太極拳が演じられたりして、文化交流的には、スムーズな時代がありました。

しかし、その後すぐに共産中国と台湾とでの政治面での対立が多くの国々にも波及しました。

当然、両方の隣国である、我が日本でもその政治的関係で中国武術界でも大きな影響を受けてきました。

でも、ほとんどは「セクショナリズム」に走っていたように思います。

※セクショナリズム(英: sectionalism、部局割拠主義)とは、

集団・組織内部の各部署が互いに協力し合うことなく、自分たちが保持する権限や利害にこだわり、外部からの干渉を排除しようとする排他的傾向のことをいう。

官僚制における逆機能の一つとして指摘されたもので、組織内部の専門性を追求しすぎた結果起こってくる機能障害である。

このような傾向の顕著な例が「縄張り意識」や「派閥主義」で、自分たちが担当する職務に関して、他の部局の人間が関与することを嫌い、組織全体の利益・効率性を無視して自分たちの都合ばかりを優先するというものである。また、自らが担当する職務以外に関心が薄く、専門外のことは避けようとし、専門以外のことはほとんど知らないという傾向も特徴としてある。

私は、日本にもたらされた「中国伝統文化」を思う時には「仏教界」を参考にしています。

その中で「真言宗 弘法大師 空海」と「曹洞宗 道元禅師」を、崇敬し 学ばせて頂いています。

日本にも持たらされた「中国武術」

中国人武術家が日本に来てもたらされたものもあるし、日本人が中国で学び日本的感覚でアレンジして、普及したものもあります。

更には台湾に国民党政権中枢が移行して、日本と台湾の関係で日本にもたらされてきたものもあります。

あるいは1978年の中華人民共和国との国交回復以前には、大陸へ行けなかったために日本人が台湾へ渡航し、大陸から台湾へ移り住んだ武芸者に学んできたような例もあります。

こうしてみれば、日本と中国大陸、台湾、香港。

複雑な問題を含んできたものを武術界でも影響を受けてきました。

今や世界は、何処でも大いに近づきました。

私は、今新時代の日本における武術革命を目指しています。

そのための今日、そのための毎日。

そのための人生。

今はずっと毎日が充実しています。

「感謝!」