一昨日の大山詣でを行い、自然のパワーを吸収し心身がよりリフレッシュされ、充実した感覚になりました。

歴史長い関東人気質というのは、かの大山は1252メートルある山でその道程を自身の足で登り、頂上に辿りついた清清しい充実感に根幹があることを実感しました。

今年度から長く時間をかけて構築してきた武術普及システムは、2007年から準備を開始してきたこの6年間の工程で統一した初中高の6段階、養生、健身、競技、理論学術など専門指導者養成を含む教程が出来ました。

この武術普及システムを今一番熱心に日々活動されている皆さんにお伝えして、起動力をより上げていきたいと考えています。

今まではフィットネス業界の一部門の委託事業でしたが、専門普及事業への準備をしていきたいと考えてます。

日本での中国武術業界はまだ「標準化」という部分を見ると、世間普通一般の職業従事者側からの立場で見ると、「まだまだ」な面が大きいことが判ります。

一つは「体育・医科学的な正しい根拠においてでの実証効果の立証が乏しいこと」2つめは「学術的な専門知識の不足」3つめは「閉鎖的・独善的」になっていると思います。

この3つがなければ「成り立たない」ということはありませんが、普通世間一般では必ず「市場:マーケット」として見られるので、

先の3つがしっかりしているところと、そうでないところ、というのは各自の好みの自由はあると思いますが、他の体育・スポーツ競技項目、文化体育項目との比較で考査されれば、やはりその「差」は大きくなるだろうと思います。

日本の自由主義経済システムは誰しも経験のある通り、現実は厳しい競争の連続にさらされます。

今までは創設して12年間、初めの6年間は旧型武術隊などの訓練システムの実験と太極拳、健身気功などは日本人に相応しいライフスタイルとにどのように組み合わされるかどうか、を行ってきました。

そして2007年から技能検定を含む養成システムの普及方法を実践してきました。

この6年間で技術的な専門能力はかなり高くなったと思います。これからは理論学術面、指導方法などを身につければとても良い指導者になれると思います。

しかし、まだ重要なのは仕事にしていく場合での就業先をより大きくしていかなければならないことがあり、今現在はここも考慮に入れていかなければならないところに来ています。

フィットネスクラブでの全体的な傾向はリーマンショック後はどこも経営が大変になってきています。

理由としては不況が要因で経済的な心配が大きくなれば世間は一番最初に削るのは、こうした会費などのものです。

実際最近では運動は一番手軽なマラソンやサイクリングを選んで行う人が多くなりました、こうした面で見るとやはり最近はほとんどの面で完全米国化した現代日本社会を思います。

しかしその米国では武術はものすごい普及をしていることがあるのですが、まだこれからの日本で在り得るかどうかの様子見をしています。

日本と中国とは政治面で摩擦が大き過ぎて「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」感情的になる傾向がかなりあるので、かなりこの面での要因は今まで通り今後もマスコミの影響もあるのであまり期待はしないように現実的に考えています。

しかしながらここ最近の風潮では、1980年~1990年代頃の日本と中国の関係の良かった時期を知っている世代の皆さんと若い世代では、

「政治問題」と「文化」を「それはそれ」で「これはこれ」というきちんと切り離せる知性の高い方々が増えてきたことがあってこれは歓迎したいと思います。

やはり「知性」は心身的な余裕がないと高まらないので、ストレスにいつも囲まれた現代日本社会人の多くは文化的なものよりも、ただ面白おかしい気分を味わいだけの気分転換をしたい娯楽へと意識が向かいやすいようです。

(実はそれもマスコミの図る画策に見事にはまっている状態でもあります)

しかしこれも米国とよく似ていて、最終的には誘導されて生活習慣病体質になってしまい、生涯において心身の余裕を持てない世界の住人になってしまう落ちになってしまうことも日本では残念ながら、こうして警鐘を鳴らしても気付かずに、そういった方々が増えていくのを見せられるので、

最近は「完全米国化した日本人たち」には不本意ですが、心配することはしないように考えるようになりました。

(日本人としての思いやり意識から人を思い自分が心配したとしても、当人がまったくお構いなしだったならば心配疲れになるのもせっかくの意識力も浪費になりやすいので、こうすることにしました)

しかしながらあまり知られていないことですが米国人は中国を政治経済、文化交流面でものすごく重要視していて、特に武術はマスターして仕事にすると、自身の体調維持はいつもベストで、人々とのつながりも多くなるので、普及がヨガ以上になってかなり裕福な人たちが多いことです。

日本は残念ながら近くの中国より遠くのアメリカの商品や文化を多く国内へと流通させることが政財界の基本方針なので、これはまだずっと続くので可能性は低いことのままでしょう。

私自身は今年度は普及システムを更にブラッシュアップして、ゆっくりと正しい中国武術運動が広がって理解されてきた時にまで、チャンスを待とうと考えています。

山登りは一歩一歩、確実な足取りで根気よく行い続けてこそ、徐々に高みへと近づくものだと思います。

焦らず、無理せず、向上心を大事にして日々の感謝を大事に頑張りたいと思います。