イニシアチブ【initiative】

率先して発言したり行動したりして,他を導くこと。主導権。 「 -を取る(=主導権ヲ握ル)」

気づけば子供の頃に思っていたことで「何でみんなはいつも同じでなければならないのか」

そして「そんなことさせられていても、いいことにはならないんじゃないかな・・」

だんだんと成人して、そしてそれから20年以上経って世間というものを見続け、その中でいくつも経験を重ねて今日があります。


明治時代の文豪、森鴎外の「青年」という作品に20歳の頃に影響を受けました。
その中の文章には、このような一文がありました。

以下「青年」より、

一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜(くぐ)ってからというものは、一生懸命にこの学校時代を駈け抜けようとする。

その先きには生活があると思うのである。

学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為(な)し遂げてしまおうとする。その先きには生活があると思うのである。

そしてその先には生活はないのである。

現在は過去と未来との間に劃(かく)した一線である。この線の上に生活がなくては、生活はどこにもないのである。

そこで己は何をしている。

~~~~~~~~~~~~~~~

今の若者やまだチャンスのある皆さんに伝えたいことは「世の中に騙されてはいけない」と思います。

何故そう思うかは、騙されている人々を見ていなければ、そんなことは言いません。


自分が武術の道を進み、仕事にしていくまでには考えに考えて、やることをやって得るべき能力のものを身につけ、今に至ります。


自分は仕事をしていて「させられて」はいません。

日本の作られたルールに則ったシステムを利用してはいますが、利用されてはいません。


とにかく世の「おかしいな」と感じたらすべてに疑い、その疑いは何かを解決し、自分なりの生き方を考え実行していくことだけが大事にと思います。

人生でのイニシアチブを自分で握ることができれば、今の日本でも十分に生活は楽しめることと思います。