フィットネス業界で仕事をするようになって16年。
武術を身につけた自分の感覚でこの業界は非常に合っていました。
しかしまだ16年前ほどではストレッチと太極拳の構成したよくある全身運動プログラム項目の域を出ていなかったと思います。
しかし1998年に上海の恩師との再会で導引を学ぶことができて、そこから導引の研究を始めました。
そして2回アメリカへ行き、アメリカのフィットネス研究の場を知ることができました。
それから再び上海との往来を年に2回ぐらいのペースで行ない、導引の資料を集め、気功体操というエクササイズを教わり、そして上海体育学院と上海中医学院の中国での現代医科学界の合作で考案された健身気功五禽戯を勉強できました。
ちょうど10年前頃には上海で資本主義が本格的に動き始めた時期で何でもビジネスになるという風潮が出てきて、
とても多くの気功関係の資料が出版されていて、それらの多くを入手して調べた結果に現代中国の医科学の考え方と、その古典における気功の表現方法や感覚のことを理解できたのです。
その時にわかったのは日本では誤訳や場当たり的な応用で多くは勘違いしてしまったな、ということでした。
アメリカでのフィットネス関連の情報は仕事上でたくさん知ることができたので、その時に感じたことは「日本人であることを最大活用できる」と思いました。
中国へ行けば、今は私の同年代の武術選手だった人は教授クラスになっていて遠慮なくいろいろと教われたので実は日本では知ることのできない、
「武術選手のその後」の良い手本になりました。今はこれは教え子たちに伝えられる財産にもなっているのでこれからも活かせると思います。
アメリカでUCLAでのヘルス・サイエンスという研究分野が盛んになっていて、ロサンゼルスのゴールド・ジムでもいかに科学的に健康効果を上げていくために何をするか、という研究を行っていました。
その方法や考え方を学ぶのはとても難しくありませんでした、というよりは自分のやってきた方法が正しかったこと、日本は実はものすごくヘルス・サイエンスの考え方においてもとても良い環境でもあることを再認識する意味でもよかったと思います。
そして日本に戻ってからはすべてを整理して短い時間の中での効果を上げるための構成を考えました。
ここからが一番時間がかかりました。
そして日本での病気での三大疾患の心臓病、脳卒中、動脈硬化になりにくい体質を築くために、いかにどのようにして効果を上げるか、というように工夫をしてきました。
この3つの病はすべて血液の質に関係するものなので、この時点で血行促進を高めるためと意識的に部位に移動させられる導引の技能はとても役立ち、私が独自の気功体操として広めることを始めました。
ここまででもまだもう少しもの足りなく感じていた時に「2007年の時に五禽戯が中国の非物質文化遺産になり、その普及を手伝ってくれる人を求めている」という紹介があって、その年の秋にすぐ行き学んできました。
「これはすごい」という直感があって、その2年後に2回に分けて更に訪問し学んできました。
ここでよかったことは先生の理論講習の内容と直接多くを学び、書籍を頂き解説を行ってくれたことです。
帰りの寝台列車の中で古典に書かれていた内容と表現と実技の一致を知った時に自分しかわからない感覚ですが、もの凄く嬉しかったです。
その時にまだその時の日本での気功や太極拳などの「かたち」を形成する練習だけでは、どのような理由で効果的な感覚である「体悟」にと届かないか、元体育学校の選手や教員の体育技能レベルでも何故にその考え方でのプロセスでも本質の理解から遠ざかるか、も判りました。
私自身の今までの多くのスポーツの体験、スポーツ競技選手としての実績、スポーツ指導者としての立場からでも見えてくるものがありました。
フィットネス業界にもオリンピックなどのスポーツ競技の代表選手ぐらいはざらにいるので、私は自分の世界全部をかけていいものにしてみせる、と思いました。
伝統華侘五禽戯の古典理論と実践と導引の技能方法を組み合わせたスポーツ医科学の理論を合わせたプログラムが完成しました。
それが一番役に立ったのは実は昨年の震災後からでした。
関東首都圏でも人々は放射能を怖れ、身体の免疫に対して不安になっている皆さんに役立ったのは医科学的見地からの立場からの説明と実践方法でした。
それが今年になって評価を高く頂くことになり、自分にとって今年は新たな発展に結びつく一歩になりました。
そして先週に頂いたある環境医学からの立場での科学論文の内容に自分がずっとやってきたことがすべてに合致していて、とても大きな自信が更につきました。
こうして振り返れば私が、導引と五禽戯の研究を経て得たものは一言でいえば「道」といえると思います。
それはこの世に生まれてきて、自分の天職である仕事で歩いてきた「道」これからも更に進むであろう「道」
そして多くの皆様の健康増進や身体の信頼を高められるためにも歩いてもらえる「道」になると思います。
武術を身につけた自分の感覚でこの業界は非常に合っていました。
しかしまだ16年前ほどではストレッチと太極拳の構成したよくある全身運動プログラム項目の域を出ていなかったと思います。
しかし1998年に上海の恩師との再会で導引を学ぶことができて、そこから導引の研究を始めました。
そして2回アメリカへ行き、アメリカのフィットネス研究の場を知ることができました。
それから再び上海との往来を年に2回ぐらいのペースで行ない、導引の資料を集め、気功体操というエクササイズを教わり、そして上海体育学院と上海中医学院の中国での現代医科学界の合作で考案された健身気功五禽戯を勉強できました。
ちょうど10年前頃には上海で資本主義が本格的に動き始めた時期で何でもビジネスになるという風潮が出てきて、
とても多くの気功関係の資料が出版されていて、それらの多くを入手して調べた結果に現代中国の医科学の考え方と、その古典における気功の表現方法や感覚のことを理解できたのです。
その時にわかったのは日本では誤訳や場当たり的な応用で多くは勘違いしてしまったな、ということでした。
アメリカでのフィットネス関連の情報は仕事上でたくさん知ることができたので、その時に感じたことは「日本人であることを最大活用できる」と思いました。
中国へ行けば、今は私の同年代の武術選手だった人は教授クラスになっていて遠慮なくいろいろと教われたので実は日本では知ることのできない、
「武術選手のその後」の良い手本になりました。今はこれは教え子たちに伝えられる財産にもなっているのでこれからも活かせると思います。
アメリカでUCLAでのヘルス・サイエンスという研究分野が盛んになっていて、ロサンゼルスのゴールド・ジムでもいかに科学的に健康効果を上げていくために何をするか、という研究を行っていました。
その方法や考え方を学ぶのはとても難しくありませんでした、というよりは自分のやってきた方法が正しかったこと、日本は実はものすごくヘルス・サイエンスの考え方においてもとても良い環境でもあることを再認識する意味でもよかったと思います。
そして日本に戻ってからはすべてを整理して短い時間の中での効果を上げるための構成を考えました。
ここからが一番時間がかかりました。
そして日本での病気での三大疾患の心臓病、脳卒中、動脈硬化になりにくい体質を築くために、いかにどのようにして効果を上げるか、というように工夫をしてきました。
この3つの病はすべて血液の質に関係するものなので、この時点で血行促進を高めるためと意識的に部位に移動させられる導引の技能はとても役立ち、私が独自の気功体操として広めることを始めました。
ここまででもまだもう少しもの足りなく感じていた時に「2007年の時に五禽戯が中国の非物質文化遺産になり、その普及を手伝ってくれる人を求めている」という紹介があって、その年の秋にすぐ行き学んできました。
「これはすごい」という直感があって、その2年後に2回に分けて更に訪問し学んできました。
ここでよかったことは先生の理論講習の内容と直接多くを学び、書籍を頂き解説を行ってくれたことです。
帰りの寝台列車の中で古典に書かれていた内容と表現と実技の一致を知った時に自分しかわからない感覚ですが、もの凄く嬉しかったです。
その時にまだその時の日本での気功や太極拳などの「かたち」を形成する練習だけでは、どのような理由で効果的な感覚である「体悟」にと届かないか、元体育学校の選手や教員の体育技能レベルでも何故にその考え方でのプロセスでも本質の理解から遠ざかるか、も判りました。
私自身の今までの多くのスポーツの体験、スポーツ競技選手としての実績、スポーツ指導者としての立場からでも見えてくるものがありました。
フィットネス業界にもオリンピックなどのスポーツ競技の代表選手ぐらいはざらにいるので、私は自分の世界全部をかけていいものにしてみせる、と思いました。
伝統華侘五禽戯の古典理論と実践と導引の技能方法を組み合わせたスポーツ医科学の理論を合わせたプログラムが完成しました。
それが一番役に立ったのは実は昨年の震災後からでした。
関東首都圏でも人々は放射能を怖れ、身体の免疫に対して不安になっている皆さんに役立ったのは医科学的見地からの立場からの説明と実践方法でした。
それが今年になって評価を高く頂くことになり、自分にとって今年は新たな発展に結びつく一歩になりました。
そして先週に頂いたある環境医学からの立場での科学論文の内容に自分がずっとやってきたことがすべてに合致していて、とても大きな自信が更につきました。
こうして振り返れば私が、導引と五禽戯の研究を経て得たものは一言でいえば「道」といえると思います。
それはこの世に生まれてきて、自分の天職である仕事で歩いてきた「道」これからも更に進むであろう「道」
そして多くの皆様の健康増進や身体の信頼を高められるためにも歩いてもらえる「道」になると思います。