自分はいつしか毎日、国内のニュースだけでなく国際政治、経済、軍事の流れを見て未来を考えていく習慣になりました。そしてすぐ様に行動に移していきその理由をも仲間たちにも伝えているようにしています。

何故なら必ず毎日の小さなニュースから得る情報が自身の将来への影響を決定付けていく確信を得ることになっていくからです。

今日の日本経済新聞に「冒険投資家ロジャーズ氏 アジアから見た世界」というコラムがありましたので転載します。

世界的なヘッジファンド運用で名を馳せたジム・ロジャーズ氏(69)が出身の米国を去り、シンガポールに居を移して5年になる。

この間リーマン・ショックや欧州債務問題など先進国の金融危機が続いた。新興アジアの中核拠点から見えるものは何か。

彼は投資の世界に足を踏み入れてから一貫して本拠地にしてきたニューヨークから2007年にシンガポールへ移り住んだ。

引越しを決めた理由は幼い2人娘の将来のためだという。

親として残せる最高の財産は中国語の習得。北京や上海も検討したが環境汚染がひどい。シンガポールは緑にあふれ英語と中国語のバイリンガル国家。

「19世紀は英国、20世紀は米国、21世紀は中国の時代。それは明らかだ」

中国当局の対策を米国と比べて相対的に評価している。

「ひたすらドルを刷ることで事態を打開しようとしてきた米国当局より先見性がある。

中国もたくさんの問題を抱えているが、しかし中国の経済政策は欧米に比べればまだましだ。いま最も注目しているのはミャンマー」

「米国では連邦政府はもちろんカリフォルニアやイリノイなど中核州が破綻状態にある」

「日本は大好きな国だが、先行きは厳しい。莫大な債務問題と表裏一体の少子高齢化に直面しているからだ」