今日土曜日は地元スポーツクラブでの指導の一日でした。

朝のレッスンでは楊式太極拳と今日は伝統気功五禽戯をやりました。午後は昨年の6月からスタートした初級武術・カンフースクールで基礎長拳をやりました。続いて同じクラブでレベルアップ太極拳スクールでは今日は導引+八段錦と陳式太極拳と三段剣術を行いました。

関東地方も梅雨入りしたばかりで、全体的に今は心身の不調が出やすい時期なので、今日は3本のレッスン全部で心身の活性化スペシャルという内容で自分の十八番プログラム構成を行いました。

うまくいくととても嬉しいもので先ほど帰りにゆっくりと地元の温泉でのんびりしてきたのでとても充実した一日でした。

今までかなり力を入れてやっていたあるスポーツクラブが今年の9月末で閉鎖になることがあって今から10月のスケジュール調整をしていましたが、

昨日その閉鎖されるクラブの会員さんたちが協力して下さって10月からの同じ曜日の時間帯で練習場を確保できて横浜武術院の新しい一教室として出発できるようになりました。

以前にもこのようないきさつがあって横浜武術院をスタートしたのですが、今回もこれがまたきっかけで支部がひとつできたと思うと感慨深いものがあります。

逆にスポーツクラブのフリーのレッスンでは制約も多く、時にはやりにくいこともあるのですが、これからはのびのびと時間も長くなったので応用もたくさんできるので、かえっていいチャンスになったようです。


人生って不思議なことがたくさんあります。

何かが終わることで、また新しい何かが始まっていく。


嫌だな、辛いなと思っていたこともいつかは忘れ去られていき、善いこともまた必ずやってくる。

自分は道家思想と仏門を深く勉強してきたことである「死生観」がいつしか歴史的必然性とでもいいましょうか、ある伝統的感覚が自分にも生まれました。

これからの季節は夏至を迎えますが、今見る鮮やかな新緑は半年前の冬至には葉が落ちて木々には何も生えていないところから生まれました。

逆に言えば、今鮮やかな輝きを感じる緑でも半年後には、必ず茶色い姿の寂しい景色に変わります。

意識して健全な精神やからだづくりをより深く研究してその実践を目指して頑張っている自分だっていつしか必ずは死んでいきます。

その時は未だ見ぬ、知らない誰かが活躍している時代になっています。

たとえ今裕福で華麗に見えるような暮らしをしていて、その名を知られるような人間たちであっても

死んでから後に実は有名なのは汚れた悪名だったという事実がたくさん出てきて世間に知られ、その名を知りたくもない、なんて時代もくるでしょう。

逆に歴史の残る人物は生きている間には、あまり知られなくても死んでから、その人の評価が上がって尊ばれることもたくさんあると思います。

誰であろうとも事実は後代に必ず知られます。

自分は生きている間にはそんなに恵まれなくてもいいから、100年後ぐらいにそんな存在になれたら嬉しいな、と思う時があってほそぼそとでも頑張っています。


そう思えば、毎日の武術や健身気功、太極拳の活動、最近は日本武道としての兵法剣術の活動が充実して、

心身が清々しいし、食事も楽しいし、酒もうまいし、よく眠れて朝起きた時の心地好さは宝物のように思うことがあります。

「不満足に足りる」ということは究極の真実だと思います。


明日の朝の鶴見川の野外教室は雨が落ちてきたら中止の可能性がありますのでご注意ください。

午後は7月の上海国際武術博覧会に向けたテスト演武会と冬~春の練習の成果発表会をやります。

明日は私も大きく名を上げた機会になった2年前の2010年の香港大会の時のような本気モードでやります。

武用服を着て自分の努力で頑張ってやってきたいいところを決めたいチャレンジャー参加を大いに期待しております。

楽しく頑張りましょう~!