今日は一日中太極拳のレッスンでした。昨年秋にもまた疲労から足を痛めていて、それでもずっと仕事も続いていたのでなかなか完治しなかったのですが、ここ一ヶ月ぐらいでようやく完全回復ができました。

3月ぐらいから日本剣術、居合いでのオリジナル稽古を編み出し、一番指導で使う太極拳的筋力の負担をサポートする意味でもやってきたことで、それがいいかたちで補い合えるようになれました。

やっぱり慢性疲労や負担がかかるところをサポートし、中国武術で使わない筋肉トレーニングや心理的「静」の感覚を活かすことができるようになったと思います。

そして数えてみたら中国武術競技のチームを采配するのは2004年以降8年ぶりでした。

2006年の大会では太極拳の指導と団長兼で自分も出場したので限られた時間内での自主トレーニング主体で本番までもなんとかやりました。

2年前の2010年の香港大会では初めての伝統武術競技ルールに合わせて自分がチャレンジして同じく単独トレーニングで行いました。

今回は初めての参加選手たちのひたすら頑張りがあって今までの経験をすべて活かしてあわせた初の総合采配をやってこれたと思います。

まだまだこれからが日曜日にテスト演武会を行い、その内容から再修正をして最終調整をしてからの回復、そして準備までしっかり頑張りたいと思います。

そして昨年の演武交流会直前の2週間前に私は足を負傷してしまい、回復しないまま本番でも不恰好な失態をやってしまいました。

昨年に学んだのは「人間、不格好でもいいじゃないか」ということを率先してやりました。

日曜日の午後はこの大会向けのトレーニングで一皮も二皮も向けて成長して頼もしくなったみんなへのエールと日本的御祓いの意味をこめて、その反省からの復活としての新しい自分の技を披露したいと思います。

当日はみんなで楽しめるよう考えています。

今の世を見れば私は視力が良すぎることで見えすぎることが損をして、

化粧なのだか加工なのだか、更に美容整形なんかも普通で、政治でも経済でも見栄っ張りで格好つけてのハッタリでやっていてもうまくやっていける連中たちが人を騙してでも利用してでも、何故か跳梁跋扈してうまくやってできるような現代日本社会でも、

人間、真面目なりの、不器用なりの生き方だってあります。

自分のように、今現代の普通のことができなくて不格好でもやってきた「その思い」を出せればいいかな、と思います。