横浜武術院を一つの武術流派として立ち上げて10年を過ぎました。

ここまでには当然のこと、いろいろな労苦がありました。

労苦なくして信念は通せない、これは日本では当然のことです。


横浜武術院は 祖先から受け継ぐ日本精神文化、

中でも我々は拠点的にも関東東国武士気質を尊び 中国大陸本場の中国武術スタイルを得て 武士道の原点の儒学、道家思想、仏教など古典的中国精神文化を踏襲、発展を目指して独立した「武道」が理念です。

国際交流を図り、世界を知りアジア、日本を知る。日本を知ってアジア、そして世界を知る。

知己知彼、知彼知己です。

私自身は この秋で中国武術の道へ入り満30年、その前に修練した剣道の6年間を足すと36年間の武道歴になります。

年は43歳になったので、50歳まであと7年。

この自らの武術世界のひとつの総合化を目指しています。


今年の7月には上海国際武術博覧会が大きな規模で開催される予定で 2002年より大会組織委員を務めてから満10年目の今年に団を率いて出場してきます。

今回出場する教え子たちが今後この大会を経て大きな進化をするだろう、と感じています。


今年、2012年は本当の意味での登竜門の「年」になる気がしています。

登り竜が門をくぐり抜け、これから天を駆け巡る大いなる「龍」になれたらと思っています。