今日は朝から曇り空で肌寒い日で、午前中の野外教室ではその中でもいつも通りに皆さんが集まって下さり、途中で小雨が降り始めて早めに切り上げましたが 天候コンディションが今ひとつでも皆さんの頑張りにとても嬉しく思いました。

午後の武術活動では普通一般人なら寒いと引きこもりがちになりますが、練習場ではずっと最初から最後まで熱気と躍動感に溢れていてとても雰囲気が良かったです。

後日にメールでも連絡をしたいと思いますが、来週の日曜日の午後の前半には上海国際武術博覧会の武術大会の出場する皆さんと「武術大会」に関心ある方々に向けて、

本場、中国武術大会での競技ルール講習会(説明会)を行います。


これは関係者ならば誰でも気付くと思いますが、

中国武術大会、競技大会では何故に、どのような基準を見て「点数」が決まるのか。

その理由は?その採点基準は?

そして究極のところ、何故にそのような大会が行われる必要性があるのか?

(あるいは疑問に思われることが少なくない国内での競技会では、どこに根本的な問題や欠陥があるのか)

というところまで踏み込んで講習会の中で行います。


私は経験として長く武術選手もやりましたし、多くの大会運営側の立場でも経験しました。

参考にするためにもオリンピックの金メダル者の輩出国第1位でもあるアメリカでの武術大会のルールも2001年の夏の8月に調査へも行きました。

上海国際武術博覧会では2002年から組織委員側に入り主催者や裁判員(審判)との連携も経てきたので、

選手側、監督・コーチ側、裁判員側、主催者側、という立場からの視点を持つことができるようになりました。

その他、2007年の杭州と2010年の香港で行われた中国武術段位制度の研修や、今後主流になるのは伝統武術ルールを重視していくと知ったので、

それを踏まえて日本のライフワークで地道に確立できるスタイルを我が武術院での一つの明確な基準を形成し、

今の仲間たちが養生、健身、競技スタイルをそれぞれの目的に合ったスタイルに適合し、生涯において発展できる活動へと生かしてもらえたらと思っています。

近い将来に今後の中国がかつてのアメリカの存在のような世界における影響を持つ経済大国に進出した時には、

「ベースボール」のような普及ができた時、大きなチャンスがやってくるだろうと思います

(日本国内では、今後本来のスタイルでいいかたちでの普及活動能力が高ければ、可能性は非常に大きいと思います。

逆に旧来型でのねずみ講的システムだったり、今ひとつパッとしないがゲートボール的一部の経済的時間的余裕のある老人活動のようなものなら難しいでしょう・・)

しかし大事なことは「これは駄目だろうな」と思った時が決断の潮時で、そのままだらだらと日本によくある「利用されて、利用して」という旧弊システムにしたがって税金や手数料だけ取られ続け、長く自身を殺し続けて、決して貯まらぬ貯金のように小さな利:メリットだけを集めて満足していくか、

今は大変でも将来に新しい夢を見られる自己投資活動として頑張って、いつか誰もが協力し合う者同士が本当にこの世界でやって良かった、と

実感できる世界の構築を目指し実現していくか、

そんな分かれ道が今なのだと思います。