私は1969年の1月21日生まれで、我が先代の家系にゆかりある深谷上杉家にも関連し尊敬する上杉謙信と同じ誕生日です。

1980~81年頃から既に自分は剣道少年だったのだけれども、ずっと感じていたその不足感を覚え、もっと自由自在な武道感覚を求めて、初めは独学で武術を始めて1982年から様々な東京都内の当時はまだ中国拳法と呼ばれた時期でいくつかの道場めぐりなどをして勉強し始めました。

1978年に日中平和友好条約締結後にようやく普通一般日本人が中国大陸へ行くことができるようになり、1980~1985年代が最初に大きなムーブメントとして相互の往来が始まった時期でした。

(しかし一般個人訪問でのビザ申請は条件が厳しくて、個人自由ビザ1~3ヶ月訪問許可が出たのは1986年のことでした)

私は1985年に初訪中をしてから以後ほぼ毎年ごとに行き来して今日に至ります。

ですから、その当時頃の日本での中国大陸で学んだ方々との直接、あるいは間接交流をずっと経てきたので、武術事情の現場を知っている人たちならその頃の世代や状況や誰がどういう武術活動をしていたかを知っていると思います。

その頃の「情報」を知っている人たちならば「イメージ」で知っていることでしょう。

ここで大事なのは「イメージ」での見聞を知っているのか、実際の「現場」での体験・修練があるのかどうか、ということです。


そこから今2012年があると思います。


私はここ最近に映像の生きている20年前ぐらいものと ここ数年の自分のものや関連しているものをユーチューブなどにアップロードで紹介をしました。

この日本国内においては、とかくすべてに中途半端に感じるものばかりで、大きな改善・改革が多くに必要な時期に来ていると思います。

そして何にでも百聞は一見にしかず、百を見ても実際の一回に感覚は及ばず、ということがあるからと思うからです。

しかし世代人によっては我関せずで過去や空想に逃れ「実際にそんなことはどうでも良い」という感じの人も少なくないと感じます。

それについて、何を考えるのもどんな評価を思うのは人それぞれ自由だと思いますし、そういうものだと認識しています。

しかし私はこういったネット社会というものが始まりスタートしてからこういうブログでもそうですが正々堂々と実名で出すからこそ発信責任を持って自身の本音を綴っています。

私が考えるに、どんなことでも改善・改革をする時は先ず自分という人間がどういう者なのかを正直に投げ出して丸裸になれるようになれるか、どうかというのは重要だと思うからです。


それは当然に「世代」も必ず関係してきます。


今の現代の日本社会の問題というのは、武術に限らず、

何の分野でも、感覚として「総論は賛成」「各論には反対」

世代によっては自我や個性の育成を放棄させられ、集団の中へ埋没し潜んできた人たちが多いので

自身は安全地帯なのかどうかは知りませんが、

隠れ蓑の中にいて、人のことだけあげつらって揚げ足だけを取り続けて文句やいちゃもんをつけているような人間たちが多すぎることです。

陰口:あくまで陰の世界の中だけで口を開くのも良いでしょう。しかし陽の目に出たいなら:陽の当たるところに出るべきと思います。

意見を言いたいのなら、明確なその言う人の意見を自己責任において出してから。

ものごとについて真意とか本質のあり方について専門的に踏み込んで、批判や文句や理想論を何とか言うなら、

その自身を出してから。


誰であろうと、どんな分野であろうと、

日本人たる武道精神が心にあるならば、常に正々堂々とした姿勢を見せるべきと私は思います。

改善・改革をできる全世代の人たちについて、そこから先ず始めてみませんか、と提言したいです。