「人生は40代からが楽しい」というのは本当だと思います。

振り返れば10代~20代。

その頃からずっと頭の中にはいつも「功夫:カンフー 武術:ウーシュー」

すべてに中国武術全般に興味を持ち、いつも「拳脚を練る」それがすべてでした。

確かにそれもはじけた若き青春時代ではありましたが、世を知らないからこそできた時勢でもあったと思います。


30代、たくさんの精神哲学にふれ、眼に見えぬ世界に向けても大きく羽ばたき始めた頃でした・・

論語において言う「三十にして立つ」この言葉にも決意して実践にも大きな一歩を踏み出しました。


1999年のその頃にある人に北京で一緒にいた時に聞きました。

「論語に言う、三十にして立つ、四十にして迷わず、五十にして天命を知る」

「私は三十にして立ち、そしてもう何も迷いは一切ない」


そしてある人に「そういえば、もう四十でしたね?」

「そうね~。何から何まで、思いっきり迷いっぱなし~」

私「・・・」


あれから10年以上が過ぎました。


その人はある組織内では出世した方だと思います。

人それぞれにいろいろと考え方は異なるし、選ぶ生き方も異なる。


私は後に、自分自身が正しい道だという方向に向かい、日本において将来的にもっと中国武術が発展するだろうというやり方を自ずから考え出し、

独自の道を歩み始めました。

一時期は、生き急ぎ過ぎたせいもあり、

いろいろと危なかった時期もありましたが何とか無事に有り難く、乗り越えられました。


私は43歳になりましたが、今思うに「四十にして迷わず、天命を知る」

こうして今をがんばっています。