来月で震災から1年を迎えます。

この一年間に「日本」ということをいっぱい考えました。

小学生の頃には学校の推薦図書に広島の原爆を扱った「はだしのゲン」という作品があり、よく読みました。

中学生になってから中国武術を始めました、それは何か不思議な力を持つことのできる長い歴史を持つ中国文化への憧れがあったからです。

長い時間をかけて学び得て、今になってみれば現実的に「そうか、そういうことだったのか」という感覚があります。

私は意図的に際立たせていく方法が好きではないので、普通に過ごしてやっています。

中国は何度も足を運びました、中でも1986年の夏の8月15日を含む期間を過ごした時は毎日南京大虐殺を扱った映画やテレビ番組が流されていました。

10年前の夏にアメリカにも行きました、アメリカ国内ではパールハーバーという映画をやっていてよく「この映画を知っているか?」と聞かれました。

想ったのは「何なんだ!?」ということでした。

靖国神社を訪れ遊就館を拝観しました。そこには「何だったのか」を知ることになりました。

このことを巡って中国やアメリカや韓国などでいろいろと摩擦が起こされる理由も判りました。

昨年の夏も行ってきました。興味のある方は一度見てから考えてみればわかります。

逆に見なければ、あるいは何か怖いとか問題を感じさせることの正体が見えてくると思います。


日本は美しい島国で、素晴らしい四季と大自然に恵まれています。

(今はメタンハイドレートというすごい天然資源がたくさん海に眠っていることも知られています、でも掘らないでください、といいたいです)

秦の始皇帝が憧れ、使いの徐福が帰らなかった理由がわかります。


日本人が日本人でなくなって、日本に住む人が誰だかわからない人がたくさんになって、

世界共通の拝金主義者文化ばかりが横行するようになって、この国の素晴らしさが失われていくのを若者も壮年も老人もみんなが目の前でボーっとそれを眺めているだけのようです。

今の日本が日本である理由。

それは中国や朝鮮半島にも長い歴史的なつながりがあってこそ、脱亜入欧とアジアを離れイギリス、ドイツの文化を取り入れて近代化を果たし、今はアメリカ文化に同化しつつあります。

思うに物質を与えられても本当の幸福なんかになれることではない。


自身の心境は他の人が何をやっていても構いはしない。

自分は、古くからある美しき日本の誇りや魂や自然を大事にしていきたいと思います。


ふるさと

作詞/高野辰之
作曲/岡野貞一


兎(うさぎ)追いし かの山

小鮒(こぶな)釣りし かの川

夢は今もめぐりて

忘れがたき ふるさと


如何(いか)にいます 父母

恙(つつが) 無しや友垣(ともがき)

雨に風につけても

思い出ずる ふるさと

志(こころざし)を 果たして

いつの日にか 帰(かえ)らん

山はあおきふるさと

水は清き ふるさと