今日は待ちに待った休日。

足は確実に回復をしていますが、やっぱりレッスンで足を使えばまた完全回復からは遠ざかります。

しかし、日本における指導というのは「手本」なしには多くの皆さんはフリーズして固まってしまう傾向があり、そのままでは何も進まないという現況があるので、

とにかくいつも慢性疲労からの痛みが出てきたとしても私はやります。

(こう思うと普通普段の何の変哲もない「無事」は本当に有り難い!!)

今迄にも武術活動においてでも怪我をしてきてもやれる練功を続けてきた習慣があるので今仕事で指導者になってもそうして続けてきたことで私はここにあるのだと思います。

「自強不息」

しかし今日は1週間の中でただ一日だけの身体を使わずに済む休息日。

ひたすらに休息をしようと思い立ち、以前は気分転換を兼ねて箱根に日帰りで温泉に行くのが好きなのですが今回は長く歩くのが大変なのでセンター南駅近くにある温泉施設に行ってきました。

(※実は招待券を頂いていたのです・・感謝!!)

地元にはいくつか温泉がありますがここは新しい施設なので初チャレンジです。

露天風呂もあり、途中マッサージも受けてきてのんびり過ごしました。

往来はいつもなら電車を使う距離ですが、今日はサイクリングを兼ねて自転車で行ってきました。

帰り道には、柿の実が実り、栗が落ちていて 遠くでは焚き火からの煙の香りが流れてきていて、

秋がだんだんと深まっていく光景が広がる田園風景の広がる道をのんびりと通ってきました。

途中小学生たちが学校の帰り道で大声で歌って練り歩いたり、何人かは川で道草がてらに釣りをしていたり、

畑近くの野菜売り場では年配のおじさん・おばさんたちが大きな声で世間話しをしながら賑やかにたむろしていたり、

何かとても懐かしい日本の風景を見かけました。

思えば、自分も小学生の時分はあの中にいるような「素朴なただの子ども」の一人でした。

元々私は何でも買ってくれたり、どんな習い事でも学校でもお金を出して行かせてくれるような裕福な家の出ではないし、親が武術に関連していた事でもありませんでした。ただ自分自身の「意志」でここまで来ました。

いつの間にか10代の中頃からはずっと武術三昧の生活になり、普通の人からみればありとあらゆる多くを犠牲にしてきたし、そうしてきたことで普通一般の人の生活スタイルでは絶対に得ることのできない多くの技や智慧を体得してきて「現在」があります。

ふと自分にもあった「あの頃の少年」に会えた気がしました。

思うに「人」は誰でもチャンスがある。

私が今行っている活動の根本は時分が「あの頃少年」の時にいて欲しいと願っていた日本人の武術教育家(歴史認識にも強く、政治経済でも国際感覚でも、国内事情に強い指導者)

に「今」自分がなっていることに気付きました。

長い時間が経ちましたが、おそらくまだまだこれからが長いのだと思います。

ここ数日のニュースで横浜でストロンチウムが出たとか、原発騒ぎの茶番の果てにまたくだらないことを騒ぐ弱虫連中たちがいますが今の私は強い。

心身自浄作用が強くあるし精神的にも肉体的にも全く健全に築き上げてきた自分がいます。

世間の人達は心身共にどんどんと自信がなくなり弱くなっていく、政府の方針では将来の年金支給年齢もどんどん引き上げられていく。

それが普通世間一般の現代日本人たちの本当の姿であり、現状。

目をそむけないことです。

思うに、

だからこそ私はこの30年めに入って功夫を心身に体得してきたのだ、と深く実感し喜びを感じました。

あの頃の少年の自分よ、安心して良いのだ。私はここに在る。