人生は時間といつも向かい合うことです。

その過ごしていく「時間」の中で過ぎれば過ぎるほど、自分の人生で「強み」を増やしていけるか、どうかだと思います。

カンフー功夫、武術世界で大事なのは日々の練拳、練功の感覚を通じて

ありとあらゆる生活での実践においてより大きな自発的積極性による精神性を向上させ、

体内での抗疫力、免疫力を常に良好に保ち、護身・防衛のための拳術や器械術を駆使した攻撃技術・技能でもあり、

すべての面での心身の防衛力を高められることです。


身体の筋肉や関節を含む骨格、体幹の状態では動物らしい本能的なしなやかさを保持すべく

柔らかさと弾力を兼ね備え、

内臓はいつも働きが安定しており、心は穏やかで不要・無意味な行動を避け、

脳の働きは冴えてより理想的な合理性の中で感覚を発揮できることです。


よく世間で無知な質問の中で「誰と誰とが戦ったら、どっちが強いですか?」

なんて長きアメリカ的文化の影響からか「介入的挑発」行為が気付かずに習慣化してしまっている人が多く一般的にもなっていて、

中国武術は強いですか?というものが聞かれます。

私の経験的感覚ではインテリジェンスとしての知力の高い方々との議論や会話はとても有意義で発展的なのでとても好きです。

逆に自発的積極性の反対で、無責任かつ、その場その時々の思いつきから発する、他動的偶発性とでもいうのでしょうか、

あたかも小学生の低学年時の子どものように知らないことだらけの理由でただやたらと質問することだけが関心を持っているようにみせかけてはいますが、

ただ勉強不足ゆえの暇つぶし的質問には最近はウェブサイトやブログから自分で必要な事項を調べて、訪ねたり経験したりして行動を通じて知るようになって欲しいというようにしています。


ただ「強い」という単語を選ぶのはとても曖昧で具体性を欠いています。


人は弱みを強みに変えていく努力を長く継続していくことで、ありとあらゆる「強み」を持つことができるのです。

ですから私は自身の経験的にありとあらゆる面で武術を通じて「人間としての強み」を育て、増やしていく文化体育だと言っています。


昨今の世間をよく見れば見るほど答えはたくさん出て来ています。


たとえ世に名が知られた過去があっても、時間が経てば「弱み」の方がより大きくなり、名を落として失脚するような人も多く、

人によっては時間が経てば経つほど、

またその人の持つ「強み」が生きてきて真の富貴を知るようになると思います。


だからこそ最終的にまでも中国武術はカンフー・功夫=時間、身に付けた能力と呼ばれるのです。