中国武術研究院として10年前に活動始めた横浜武術院は「研究」と「実践」を重視したありとあらゆる面での振興を考えている「地域密着型活動」を行っています。

そしてもう長く務めているフィットネス産業界からの要請で日々のレッスン:授業などを行い時には特別講習会や出張講習会などを行ってきました。

マスメディアからも時折、依頼が来るのでテレビCMや歌手のプロモーションビデオでカンフーシーンを題材にしたもののアクション監督や吹き替え出演、あるいはバラエティー番組の解説者としても出演もしてきました。

(※8月13日(土)テレビ朝日系列 正午12:00~14:00 クイズ雑学王SP 出演の再放送をよろしくお願い致します!!)

しかし一番大事なのは拠点は横浜市を中心にした神奈川県全体の大自然をも活かした実践活動の普及です。

あるいは求められれば、私のかつての古巣でもあった「首都の東京」へも指導に行く、というスタンスです(※現在の東京ではできない風水的な理由があるからです)

研究院としての、武術運動全般、気功運動全般を活動する深い意味における具体的な「意味」「理由」「効果」の三本柱の実践を証明して、

多くに実感して頂き、その功法における「功能」を理解して普及することです。

何故にこうなったか、というと 私個人の感想としては、

現代社会の大きな問題としておきたいのは、名を聞く事業体であったとしても「場当たり的」「その場しのぎ的」で

世相の不安を狙った「おもいつき的ビジネス」が普通一般になっていて、それらが横行していても慣れてしまっている残念な風潮があります(私はそれらとも闘ってもいます)

特に「養生」においての大事なことなのですが、

よく目にする日本では正しく「養生」というよりは、

「・・健康法!?」といわれるような活動では「意味」「理由」「効果」の三本柱が体育的にも医学的にも具体性が乏しく曖昧で、

効果が上がらず、金銭的要求は高く、労力や時間を浪費させられ、結果的には「財源目的」として組織に束縛されては利用されるだけで終わる、というものが多すぎるからです。

そのために私は手本を弘法大師空海の行った偉業の一つである綜芸種智院(しゅげいしゅちいん)に学び、三教指帰の現代版である「徳学」として目指しています。

私は思想・哲学においての「信仰」という精神的支柱の概念では人それぞれで自由であって良い、と考えています。

(そして原則として全員が無信仰を含む感覚までも自由選択にしています、しかし時に「日本思想」を中心に考えに考えて、将来における日本文化の保存を考えて未来に良くない矛盾や退廃などの面を多く持つ場合を思った時には批判をすることはあります・・)

そして「功法」では日本でアジア医療の多くを取り入れてきた発展東洋医学、伝統中医学の中で効果の高いわかりやすい技を私がピックアップして、動作によってはアレンジして創編したものを行っています。

今日は夜の活動で、その考え方の基本となる書物を紹介し、講義を少し行いました。

その文献を紹介しておきます。

1、導引功法(気功体操8式)プリント

2、健身気功 五禽戯日本語版(ベースボールマガジン社)

3、同じく 八段錦日本語版(同上)

4、養生訓 貝原益軒(講談社学術文庫)

これが日本語版の基礎テキストになります。

そして重要な参考資料としては、

私が長年、中国で入手してきた かつては経典にあたるであろうテキストです。

伝統華侘五禽戯では、

1、華侘五禽戯 第57代目伝人 薫文煥

2、華侘五禽戯 十三式 第58代目伝人 修海燕

3、名城 亳州

「導引」と気功の歴史書では、

1、黄帝内経 中国 宗教文化出版社

2、導引健身解説法

3、馬王堆導引術 

4、中国気功的史・理・法

5、健身気功 五禽戯 八段錦 馬王堆導引術 人民体育出版社

になります。

その他、より中華人民共和国での文化大革命以前にあった高度な功法や術関連ではアメリカや香港などで広まっていたチベット密教のヨガや気功文献があります。

まだ多くの質のよい文献を入手できたことと実践で体得できた理由としては私は「日本人」という立場が活かせたのは本当に良かったと思う時がたくさんあります。

これからは、温泉もある養生の地、としても地元横浜での地域振興にも頑張ります。