私たちは中国武術研究院という存在でこの10年間を頑張ってきました。

活動内容としてはスポーツクラブ運営会社からの委託を受けて、長く続けられるスタジオ運動オリジナルプログラムとしての太極拳各種、導引術や五禽戯、八段錦などの健身気功をカリキュラム開発として行い、様々な場所で実践指導、指導者養成と行ってきました。

その他の中国武術運動のプログラムのカリキュラム化が一番難しく、同時進行で時間をかけてずっと行ってきました。

ここにきてようやくほぼ出来てきました。

最初は武術隊形式のトレーニングから始めました。これは実は一番簡単です。

次のステップから、短時間のプログラムで内容を構成するか、というのが一番難しかったです。

多くの試験的構成を多く行い、現在では、

基本功、一段長拳、一段南拳、基礎長拳、対練。

器械では三段の刀剣棍槍の各術から刀は次は武術院オリジナルとして甲組刀術のアレンジ版、剣は伝統の純陽剣。

棍術は四~五段棍術。槍は四段槍術。

ここまでが武術段位制の三~四段レベルになります。

現在は一番大事なスタンダードのレベルを身につけるための武術院オリジナルとしての3つめの長拳、刀剣棍槍術の套路と太極拳では推手套路と陳式太極拳を作っています。

この秋の演武交流会までの完成を目標に10年間のひとつの大きな節目として頑張ります。

指導者としてはそれに鷹爪拳、酔拳、蟷螂拳などの伝統拳にその他の伝統器械の習得と器械対練。

そして攻防技術としての散手の習得、中国武術理論概論や教学法の講義、そして論文。

それからインストラクターとしての仕事をしていく場合でのアドバイス、エンターテイメントとしてテレビ・映画、ステージなどでのエキシビジョンの構成方法やアクションのやり方の学習。

これらを身につけられればインストラクターとして、養生項目を含めた武術教師やアクションエンターテイメントを将来的に仕事としても行えると思います。

今は仲間たちも多く、とても安心しています。後はゆっくり時流を見て、展開をしていければと考えています。