中国武術は中華民国の時代には南京が首都で、「国術」と称していました。

南京中央国術館に集められた武術家のわざを、より中国武術協会が継承し発展を目指して今日まできました。

1949年には中華人民共和国が建国し、国家体育運動委員会は中国武術協会にはたらきかけ、中国全土の伝統武術項目を発掘、特徴によって整理し、

民間に伝承されている伝統武術家の数々を招聘し、指導者としてそこから健康のための体育運動、競技スポーツ、対抗性競技、武警などが行う護身術、硬気功などの人体の強健術などに分けてそれぞれに研究してきました。

そして中国全土へ、人それぞれの求める性質に合うように様々な武術項目の普及と発展させてきました。

その第一世代の先生方は今90歳代~80歳代(恩師では 故 徐文忠先生、故 何福生先生、薫文煥先生)だとすれば、

私が16歳から中国で指導して頂いた楊承冰先生や徐淑貞先生、

邱丕相先生の恩師の皆様の多くは70歳代~60歳代で第二世代にあたります。

そして私の代の前の世代にあたる大先輩にあたり尊敬し憧れたのが、胡堅強先生を含む 今60~50歳代の皆さんです。


こうしてみれば私は、第四世代になるのだと思います。

この中国武術界も中国との外交問題もあって、実はいろいろと複雑な事情があった中で 

ありのままで日本人という外国人である私にも本気で教えていただけたことは本当に生涯の宝物を与えてくださいました。本当に感謝です。

まだまだ努力して頑張ります!


その憧れたうちの一人、四川省武術隊の名将「李殿方」さん。




任剛さんとの対練



2000年の北京で国際套路第二の研修でお会いし、意気投合して語り合いました、安徽省の武術界とも縁が深い江蘇省武術隊、名将 張躍寧さん。




女性では山西省の女子長拳他全能冠軍の最初のエキスパートになった王冬蓮さん。

今はアメリカで活躍する張令妹さん、十大武術家に選ばれた龐林太さんの申し子。

後に女性では栗小平さん、陳鳳平さん、王愛珍さんが出ました。男性では馬威さん、文喜太さん、

それから有名になった原文慶さん、そして何軍、袁新東、最近の袁暁超と続きました。