2010年ももう一ヶ月で終わろうとしています。

最近はこの10年間をゆっくり振り返っていろいろと思い出しては考えています。

(最近多くの映像をアップしたりしているのは、実はそれらの記念を残しておこうという思いからです)

http://www.youtube.com/user/narusawa777?feature=mhsn


自分にとってこの10年間は今までの人生経験の中で一番大きな収穫のあった時間の連続でした。

2001年に中国武術研究院としての横浜武術院を立ち上げたのはやっぱり良かったです。


私たちの存在は意志の基にどこにもとらわれることなく「独立」して、

日本人のライフワークとして新たな運動文化として取り入れていくために、

武術の歴史や思想哲学、太極拳や導引そして健身気功、伝統気功亳州華侘五禽戯。


中国へ行っては個人的な勉強や練習、あるいは特訓。

そして国際大会への参加出場や学習ツアーの企画。


これらの活動によって学んだ武術運動全般での健全な体づくり活動の効果、医療体操としての効果。

そして武術としての攻防技術、武舞的な概念までにおける

すべての部門の実践と研究の「学び」の中から技能や方法を、そのままが良い場合はそのままで、

あるいは感覚的に日本人にふさわしいスタイルに応用できるように工夫してはすぐに活動に生かして大事に積み重ねてきました。

この秋で武術生活29年めに入り、

とにかくすべてに「良いものは良い」という直感を重要視してきたのは良かったです。


人の「縁」というのは不思議です、たとえ嫌なことがあっても、次にいいことがやってくるものです。

特にここ数年の活動の発展には皆様に感謝の想いでいっぱいです。ありがとうございます!


人間の習性というのは、人それぞれに持つ深層意識に関連しています。

それは習慣にも関係してきます。


「みんながやれば、自分もやる。あの人がやっているから自分もやる」

こういった習性の人が日本に多いのは残念です。

たとえば捏造ダイエット、耐震偽装マンション、昨年のインフルエンザ騒動。

それに2006~2008年ぐらいの間、

景気が良いから何でも買えと、いつも無責任なメディアに載せられては便乗し、

またもやバブルがはじければ、経済が傾き、破綻しかけては

「こんなはずではなかった」と多くが口を揃えていいます。


私はいつからか、

「みんながやっても自分が不要ならやらない、あの人がやっていたとしても、自分は自分の意思で不必要ならやらない」

そして「みんながやらなくても、自分に必要だと感じたならすぐにやる。何が何でもやる時は自分の責任でやりぬく」


10年前に横浜にやって来て、スポーツクラブ運営会社の倒産2回合併2回。

七転び八起き、八転び九起きで何があっても乗り越えて10年間・・・頑張ってきました。


今はとても充実しています。

何処ででも「人」がそこにいれば必ずうまくやれる、という大きな自信がつきました。

またこれからの10年間、コツコツとこの礎の上にもっと力強い発展を目指します。

今月は一般的には慌しくなる月なので、

皆さんの心身活性化のために「有終の美」を飾る活力を引き出せるようお役に立てるように頑張ります!