新たな民間資格制度の中国武術功夫(カンフー:こうふとでもどのように呼んでいいと思います)段位制度を発足しました。

ここまでに至る理由はたくさんありました。

先ず「資格」という存在についてですが、本来の意味においては、「その人」が努力して身につけた能力の「資質」と「格式」が世のお手本となり、これから続く人々の更なる発展と繁栄をもたらせるためにあるものです。

それがいつの間にか「全くないよりはまし」という価値観からなのか、「見栄をよくするためなのか」誰が最初にやったのか「お金を払ってそれを買う」ようなものが多くなりました。

これらは初めからスタートが本来の目的からそれてしまえば辿りつく場所は異なってきます。

当然「意識」も違ってきます・・・


私は今までは民間企業の中の仕事で運動プログラムの普及・発展のための認定事業に携わってきました。

来年より我々が専門分野である中国武術の本場の「中国武術段位制」の技能評価方法に沿って、日本人向けの日本人によるわかりやすい認定制度を行って、

そこから「中国武術段位制」にも通じている「中国武術功夫段位考評」という検定を行います。

しかしながら、ここまで来るには自分のすべての経験が活きています。


今までの「資格」というのは、その存在を知ってもらいたい、という理由から起こるものが多く、

能力や実力は後回しでも「とりあえず」というようなものがたくさんありました。


今の時代はもう多くが気付き始めていて、

「ないよりはまし」というものは「あってもなくても同じ」

あるいは「あっても大した意味はない」ということで、

いずれ近いうちに「そのような存在」は自然淘汰されていくだろうと日々感じています。


私は信念として「なくてはならないもの」を必ずいつも重視していて、

「あれば更に良い」という感覚を大事にしています。


日本初の中国武術功夫という名称で民間での資格検定を始めるのですが、

「功夫」ゴンフー、カンフー、クンフーの意味は

「時間、身につけた能力」への敬称の想いがあります。


我々が「考評」という中国語のまま言葉を使用する理由は、

あくまで上から下を見下ろして「与えてあげる」ような姿勢で行うのではなく、

日本全国で様々な方々がそれぞれに日々「中国武術世界」「カンフー」

あるいは「健身気功系列運動」まで、

想いを込めて培ってきた武術運動全般=功夫を交流の中で「進歩を考える機会」あるいは「評価されるべき技から学ぶ機会」

そして永続した日本人全体の健康増進、身体能力の進歩と発展に役立てて、

それぞれに毎日を楽しく自身が目標を持って楽しく頑張ることのできるライフワークの充実への繁栄を願っています。