
自分は「武術の縁」を大事にしています。
武術や気功、太極拳を継続していくことというのはどなたにとっても尊いと思っています。
(辞めるのは簡単だし、あきらめるのも簡単・・しかし大切なものを失ってしまうのだな、と心配になることもあります)
ですから思わぬ時にずっと頑張っている人と再会するととても嬉しいです。
香港では、思わぬ再会がありました。

1986年の高校三年生の時に昨年の1985年の上海体育学院での学習に続き、
初めて中国の体育専門学校(職業体育訓練学校)の安徽省体育工作一大隊の武術隊で
夏休みを丸々使って短期留学をして特訓を受けてきました。
その時の安徽省武術隊の代表隊のエースで国家代表が大先輩の賈平さんであり、
その後継がいっぱい頑張っていて、そのチームに入って全く同じ内容で訓練を受けました。
とても大変だったけれど今でも思い出深いです、その帰りに山東省へ寄って先輩を訪ね
美味しい餃子を食べたり山東省武術隊を見学したりしました。
上海までの帰りは硬座:ビニールシート直角座席の列車で
夕方から明け方までの17時間の旅で本当に鍛えられました。
安徽省武術隊では1989年の春にも1ヶ月ほどまたトレーニングで行きました。
この時にはもう私は中国語を話せるようになり、誰とでも自由に話せるようになりました。
その仲間に私と同じ年の「栄軍」という選手がいて、
86年と89年に一緒に練習をして、とても真面目な好青年でした。
ここ数年の間に彼がスイスにいって武術学校をやっているという話しを聞いたことがありました。
今回の香港大会で会場で偶然ばったりと再会!
彼も驚いていました、すぐに打ち解けていろいろと互いの近況を語り合いました・・
時間は過ぎてもお互いの思いはそれぞれに一途だと思うと嬉しいものです。
彼は今大会の審判長を務めていました、私の最後の項目の健身気功五禽戯の映像を撮ってくれたのは
彼です(次回の競技のために待機している審判席から撮影してくれました)
宴会では彼の引率してきたスイスチームと仲良くなり、
私のブロークンな英語でも楽しかったです(栄軍は真ん中の写真の私の左側)

その他自分と同じ組で意気投合した人がいて、彼は私の尊敬する趙長軍さんの武術館 趙長軍武術学院アメリカ分院の所属で、そのチームの皆さんとも仲良くなり、彼らとも熱く語り合いました。
(三番目の写真の左から三番目が趙長軍さんの妹さんの趙艶芳さん)
いつか武術がもっともっとメジャーになる日は遠くないと思っています、その時にはスイス遠征やアメリカ遠征もしたいな、と思いました。
そのためにも日本でも もっともっとカンフーをメジャーにしていきましょう!!