大自然のはたらきを見ていると、すべては「相乗効果」でできているのがわかります。


雨が降って、日が差して気温が上がれば熱気は気流となり動き始め、風を起こす。


風は花粉などを運び、すべての植物たちの繁茂に結びつけるのです。

花が開けば、虫たちを呼びよせ、虫が生まれれば 他の動物たちも呼び寄せる。

動物たちは天意と地気を授かり、地上を活気づける大きな躍動をしていくはたらきをします。


水の中でも陽射しが強くなればプランクトンの活動も活発になり、

海川湖、池に至るまで魚介類、海藻類が多く育ちます。


人間界も同様だと思うのです。


一時期、自分勝手な人間たちは

自分の小さな虚栄心を満たすメリット欲しさのためだけに意識を向け、

策謀を考え 人を利用することばかりする風潮が横行しました。


それが普通一般、世界中に広まり、結果としてはこの1年半前におきた金融ショックの影響から世界経済はボロボロになり、

人間関係もそれらの考えに追従していた人たちからボロボロになっていきました。


「誤ち」を世界中で確認できた出来事です。


誰であっても事業をしていれば少なからず影響は受けます。

しかし、自分は今回の不況からとてもよい勉強ができました。

心と心を結ぶはたらきは強くなり、

人々は真剣に「大切なこと」を深く考えるようになったことでしょう。


世の中にはお金より大事なものの方が遥かに多い。


お金は所詮 便利なツールでしかない、

ツールは使い方の下手な人間が扱えば下手な流れになっていくだけです。


その下手な人間同士のおける「相乗効果」としては

相互・ネガティブパフォーマー要員を増やすだけの結果だということが判りました。

(ネガティブ人は、その同類なのだったと どうぞこの機会に実感してください)



お金よりも時間が大事、何よりも人が大事。

そして心のはたらきが大事です。


世の中には寂しい結末を迎えてから気付く人もあります、それも時期によっては「学び」の時間です。

その反対に、


人と人を結び。心と心を結び、努力と努力を結ぶ。


これも相乗効果。


私はこれを一番大事にしています。


横浜でも桜が咲きました。

パッと咲いてパッと散る。そして桜は花が落ちてから緑の葉の成長が力強い。


柳の樹にも緑が生まれました、紫陽花の葉もきれいです。

大自然は変わらぬ、繰り返しを数千年間 何も裏切らず、静かに輪廻を繰り返しています。


相乗効果は偉大です。