http://results.2009eastasiangames.hk/en/Comp.mvc/DetailedScheduleByDate?sportCode=WT&day=11-12-2009&expandAll=False

今年は中国武術の大会はずいぶんとたくさん行われました。

新国際ルールでの武術競技大会は、台湾高雄でのワールドゲームス カナダでの世界選手権大会 そして東アジア競技大会がありました。

今回のチームは全員が本当によく頑張りました。お疲れさまでした。

その他にも多くの日本人には知られていないですが、大きな大会は香港では春の3月に武術節と武術比賽、そして夏にも大会があり、

安徽省合肥市でもありました。

タイでは多くの種目を格闘技大会がありました。台湾の国術大会も興味深かったです。

(今年の私は武術ではなく第一回健身気功博覧会・華侘五禽戯健身養生節に海外人員エキシビジョンのために出場しました)

中国武術の競技世界というのは、実力勝負もあり、しかし裏での政治圧力があったり、華僑を含む中国人社会の露骨なせめぎあいの中での複雑な厳しい修羅場の大会をくぐり、更に経れば経るほど強くなれます。

ベストを尽くしてもうまくいかなかったり、あるいはベストでないにも好成績を得たりもします。

両方がよければ良いにこしたことはありませんが、真に心と技と、発揮した力が結びついて輝かしい栄誉と共に「勝利」を得て欲しいと願っています。

来年は東南アジアやイランなども加わる広州のアジア大会、もっと厳しい世界になりますが、頑張って欲しいと思います。

3月に行われる香港の武術大会の武術節のエントリーは7000人を越えるそうです。上海国際武術博覧会の方は1月中には概要が判ります。

私は多くの武術の大会を経験し見てきたことで時折厳しい目で指摘することもあります。

大会後の結果から振り返れば、直前のお世辞や「それ!それ!あんたは日本一!イケるイケる」みたいなノリで応援を受けて、確かに嬉しくもありますが、闘う側の心の置き場はやるせなかったりすることもあるものです。

現状を把握した上での注意点や指摘を知っておくことが競技中に活きることはたくさんあると思います。

自分は武術界のセルジオ越後さんのような存在でありたいです。

これからも頑張ろう、すべての武術界の日本人たち!