現在行われている、山東省での 第11回中国全国運動会 武術競技 長拳では、
男子1位が趙慶建(北京) 2位が袁暁超(山西省) 3位孫培原(山東省)
http://www.youtube.com/watch?v=yACTiQsvRvQ
http://www.youtube.com/watch?v=i_XEub_Uk90
上海、杨屿泓はずい分と不調なようでした。
http://www.youtube.com/watch?v=y7dz_bsn-xY
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女子は1位曹静(山東省)2位劉暁雷(北京)3位馬嵐以(河南省)
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http://www.youtube.com/watch?v=V2qL7UpPgWE&feature=related
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8年前の広州での9回大会、前回の南京での10回大会、
そして今回山東省での大会・・・
私が今までに見続けて来た全国運動会での武術大会は、
1983年の第5回上海大会、87年の広東白藤湖で第6回大会(この2大会は本当素晴らしい内容でした)
そして92年の四川省温江での第7回大会、
97年の上海での第8回大会では初めて規定難度を加えた大会で、
2001年、9回の広州での大会が規定難度と国際套路第二を紹介するための2種総合でした。
10回大会から高難度動作を含むようになりました。
ルールを変更するのはスポーツ競技ではよくあることですが
新たな慣例などが出来て全体的には改悪になっていくことも少なくありません。
だんだんと体操の演技に近くなっている印象は否めないのを感じます。
動作では衝拳・推掌以外の手法は少なくなり、不必要な亮相が目立ち、
歩型では跪歩が多くなり(休めるからでしょう)
撃響動作では拍脚と拍地ばかりが多く、
何に対しての「武技」になっているのかが見えて来ない印象があります。
ルールに沿って如何に点を引かれにくくして、
高得点を挙げるように考えてやっていくとこうなってしまう、というジレンマも起こるのでしょう。
いずれにせよ、近々これからのそれぞれの「武術の在り方」そのものが
将来においてもそれぞれのポジションで考えていく時期が来るでしょう。