隣国、中国が今日60周年の建国記念日を迎え、国内外に向けて大きなアピールをしています。

いろいろとこれらを受け影響も出てくるような気がします。

これからの中国の存在は世界経済の中でも大きな牽引役を果たすことになっていきます。

アメリカは直接に中国と手を組み(あるいは中国が望んだ提携関係)これからの戦略を考えていると思います。


これからの日本の未来を考えると、

もっと日本人の多くは中国とアメリカの政治経済力のしたたかさに振り回されないように

自立しなければならない、とも感じています。


今まではアメリカの強力なバックアップを得てアジアの窓口としてできたことが

内向的な島国根性でも何とか通用させて来ましたが、

この感覚では、将来には通用しなくなると思います。


今の日本の一流大学を出たエリートの大企業の人であっても、

本当の「中国」を知らなければこれからの時代での未来を切り拓いていくのは難しいと思います。

先日、北京にいて感じたことですが、確かに多くの日本人商社マンたちが滞在しているのを見ました。


場所は朝陽区。

通りかかってある繁盛しているレストランに入りました。

日本語での会話が聞こえてきて、見れば隣は若い日本人2人。

後ろを見れば7~8人の日本人が宴会をやっていました。

後ろの宴会は中国人の通訳を使って料理や飲み物を注文していました。

隣の若い2人はおとなしく食事をしていました。

その他は欧米人も2~3人いて あとはよくある中国人同士の賑やかな食事会です。


店内が賑やかになり、従業員はてんてこ舞いでほとんど注文が取れません。


隣の2人はお代わりが欲しそうでしたが、小さく手を挙げながら、黙って従業員を目で追いかけていました。

後ろの席は通訳に注文して来てと頼んでいました。なかなか飲み物が来ない、と怒っているようでした。

自分はこういう時は店の奥まで入って行って

従業員に「ビールのお代わりもらうぞ。席はあの場所だ」と「ついでに料理は「○○」と「△△」を追加だ」

といって自分でビールをもらって帰ってきました。


隣は、まだ従業員を目で追っていました。後ろはまだ追加注文したいのに店員がこない、と愚痴っています。


自分は席で飲みながら、

やって来た料理をつまんで「まぁ、こんなもんだな」と感覚の違いをよく感じます。

(武術の技を学ぶ時も感覚は全てが同じことです)


これは将来ビジネスでも似たようなことが起こるだろうな、と思います。


「自分の意志をはっきりと明確に態度と言葉」で表わせなければ、中国では通じることはない、ということ。

それに何回もやっていてもうまくいかないことはいくらでもある、ということ。

中国人たちと直接本気で交渉して、やりあわなければならない時代になった時に、

今までは気を使ってジャパンマネーに頭を下げていた人たちが、

立場が逆になったら多くの日本人ビジネスマンたちはどうやってやっていけるのかな、なんて思います。

当たり前のことですが、

中国では中国のやり方があり、

日本とは全く異なる、というのを

早く真剣に学ばなければいけない時代が来るだろうと感じました(これは理屈でなく、実践なのです)