亳州 第一回中国健身気功博覧会・華侘五禽戯養生健身節の大会日程は、
9月7日に役員の記者会見や新聞発表があり、8日に開幕式が行われました。
(大会前日の会場前入り口です)
(街中はどこへ行っても旗が並んでいました)
大会プログラム
1、選手入場
2、国歌斉唱
3、亳州市長による歓迎の言葉
4、国家体育総局、局長の講和
5、華侘五禽戯活動基地の証の「授牌」式典
6、選手、審判員代表宣誓
7、国家体育総局、領導者による開幕宣言
8、選手退場
9、五禽戯の様々な流派による活動表演
私は8日午後の大会開幕式での活動表演に出て、9日の晩は
亳州市庁舎前特設スタンドで、2009年薬博会”中華薬都・養生亳州”主題晩会に出場しました。
当初、開幕式と個人項目の健身気功・五禽戯に出場予定だったのですが、
国際大会はいつも、大会初日の会議で種目の開催日程が発表されます。
個人項目は8~10日になっており、出番は10日だといわれたので、
個人項目には出場できなくなり、その代わりに”中華薬都・養生亳州”主題晩会に出ることになったのです。
私は日本での指導のこともあり、9日晩の表演後、深夜1:10分の便で亳州を離れ、
北京に10日昼に着いて、11日帰国というスケジュールをこなすことになりました。
その為に亳州に着いてからは、
次の日の朝6時から9時まで(お昼は猛暑になるのでなし)夜は6時~9時まで、
集団演武の特訓が始まりました・・・
大会開幕式
(1000人の五禽戯表演)
大会期間中には、会場内で中国健身気功管理中心のトップの指導者による特別講習会が行われました。
六字訣
私は既に五禽戯と八段錦は学んできたので、今回は機会を活かして易筋経と六字訣の講習に参加しました。
すると途中で、急遽7日と8日の2日間に賈平さんが合肥から来てくれて、
かつての安徽省武術隊の同僚が 現在は中国健身気功管理中心の指導者をしているということで、
劉小毛先生を紹介して下さり、近況や今後の展望を詳しく教えてくれました。
会場には、今までの華侘五禽戯の発展の歴史も刻まれており、
私たちの訪問記事も下の方にバッチリと出ていました(正直、嬉しいです!)
大会には、30の省からの代表隊と地元亳州市のチームが出場しました。
2007年に安徽省人民政府から「華侘五禽戯」が非物質文化遺産に認定され、
現在は国家級に申請をしています。
華侘五禽戯はその系統、継承、体系的に認められた流派が36種類あるといい、
その中で、正史三国志の華侘伝に書かれている史実にとてもふさわしいということで、
華侘五禽戯 第57代伝人 薫文煥老師の継承した技が最も高い評価を受けました。
その他にも、劉時栄老師の存在があって、書籍を出版し広めたことでとても全国的に有名になっています。
私共が提携をしている「亳州伝統華侘五禽戯倶楽部」は
薫文煥老師を中心に設立された老舗の団体でもあります。
(選手入場の風景、前はアメリカからの参加選手)
(伝統華侘五禽戯54式の集団演武、真ん中が私)
(伝統華侘五禽戯58代目、修海燕・周金鐘 両老師と、チームの皆と記念撮影)
政府が発表した「中華薬都・養生亳州」行動計画2009~2011年までには、
五禽戯発祥の地ということで、亳州市内の全部の県に「五禽戯館」を一つ置き、
学べる団体を300個に増やし、指導者を300人養成するという計画になりました。
その為に、今回ではそのほかに、亳州市武術協会代表隊、
亳州華侘健身文化倶楽部、亳州華侘五禽戯健身養生館、
魏武広場五禽戯練習地点、
最近、華侘記念館と提携をして館内に普及活動拠点をおいた、
亳州市古本華侘五禽戯研究会のチームが参加しました。
大きな計画達成を目標にそれぞれが頑張っているので、
亳州から、もっと広い中国国内へ、そして世界へと広がって欲しいと願っています。