自分自身で気をつけなければ、と度々感じているのは、
自分は性格的にはいろいろと気付きすぎておせっかいになりやすいので、
行ったことが「親切心の逆効果」にならないようにしなければ、
と思っています。
例えば武術の普及のやり方などをみた時に、
「人災的にケガをさせてしまうこと」や「そうした方法を広めてしまうと、
かえって面白くなくなって効果も成果も出ず、あきらめて続ける人が少なくなってしまう」とか、
「武術としての意味」がなくなってしまう・・などを感じたら
専門としてやっている者として厳しい苦言を呈します。
これは結果的に運営したり指導する立場で
悪い結果(負傷者が出たり、つまらなくなって辞めていく人が続出したりすること)になることが
現場で自分のずっと行ってきた経験で予想できた時です。
でも考えたら世にたくさん人はいて、それぞれが満足しているのなら、
特にアドバイスはしなくてもいいのだろうか、不必要なのだろうか、とも思ったりします。
行うことが改悪になってしまったり、うまくいかない方法は行わないように自分は常に気をつけています。
しかし自分の立場では中国武術運動全般(太極拳や気功を含む)を多くの方々に
生涯運動としてその効果の大きさや面白さが広がって
この世界が更に盛り上がって良くなって欲しいと願っています。
アメリカやロシア、アジアでは東南アジアでの普及がすごい、
ということもよく聞いていて、
自分の個人的な意見では
日本でもやっぱりやり方によってはもっと広まる可能性は高いだろうとも思っています。