今までに我々横浜武術院では演武交流会を3回行ってきました。
1回めは2002年の8月に立ち上げ1周年を記念して行いました、その時は朝日新聞社も取材に来てくれました。
それから2003年の秋にアメリカから有名な映画「少林寺」の高手である
胡堅強先生をお招きし、セミナーと演武会を行いました。
http://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-10023397646.html
それから後はしばらくメンバーの皆さんには本場中国の国際大会で
実際の雰囲気を感じてもらいたいために
上海国際武術博覧会と杭州伝統武術国際大会などに遠征をしていました。
昨年は北京五輪を記念したこともあって楽しく行えました。
世間には演武会は多くはありますが、
私たちが大切にしたいのは競技会などのような優劣を競う世界ではなく、
誰もが日頃コツコツと頑張って身につけた能力を
自分自身であるいは仲間同士で 進歩していることを 実感する時間にしたいのです。
日本人は傾向として、時々「できない」という言葉癖を思わず言ってしまうことがよくあります。
これを私は個人的に分析してみると日本の古き習慣では、人に何かしら多くを強制的に求めていることがあり、
本当はもっとよくできるかな、と思っているのに周りからケチをつけられたり、
要求を更に突きつけられるのを見ていて、
先に「求められるほど、うまくできない」から省略して「できない」と言ってしまうのだと思っています。
海外の人は「できない」のに「できる」という人も多いので、
これもある意味では日本人の勤勉さを物語っています。
ですから「できるようになっていく自分・自分たち」の技を練習ではプロセスで、
たまにはそれぞれが自由意志で「試す場」にしたいという目的です。
それに毎年
レベルアップしている一人ひとりそれぞれの頑張りの成果を感じて見てみたい、ということも大事にしています。
実際今の練習場内はいつも活気に溢れていて、
全体をそれぞれ皆がぶつからないように、
いつもひやひやしながら見ています(あっち行ったらこっち、こっち行ったらあっち・・の連続です)
それに仲間がそれぞれの雄姿を披露し合う機会も大事だと思います、
そこにまた共感できる何かを一緒に見つけていきたいのです。
それに見学に来られる方(あるいは友人やお知り合い)も多いのですが、
我々の行う武術活動を解説するのにご一緒にしたい、ということもあります。
来週には日程を決められると思いますが、
今年は選挙やイベントなどが続き、真夏中はしんどい、とか
寒くなると観ていて風邪を引きそう、という配慮をして、
あるいは連休に重なると今度は旅行にぶつかるとか、
本番前にリハーサルを2回はやりたい、などの要望もあり、なかなか良い日程が決まらなかったのですが、
今年は既に7月の競技会で技能をまとめていく感覚を掴んだメンバーもあって、
他の仲間たちも6・7・8月と多くの項目を習得したので、
9月はまとめの練習を中心にしていけば10月はいつであってもいい内容になりそうです。
今年はできるだけ協力し合ってうまくできたら来年に、
少し大きな会場で行うのもいいだろう、と目標に考えています。
頑張って楽しい会にできるよう頑張ります。