今現在1週間の活動の中で、武術院としては

週2回の本格的な普及のための中国武術の練習と、

伝統気功華侘五禽戯の指導を含んだ太極拳教室と地域密着で行っている屋外教室の2回の4回です。


その他はスポーツクラブ運営企業の各社でレッスンとインストラクター養成スクールを行い、

学校の部活、福利施設である横浜銀行行友会での指導です。


このスケジュールを組んでいることで私も大いに学ぶことがあります。


それは私の想う「指導」というのは、ただ技術的に教えることではなくて、

どなた共に、今現在の貴重な時間を共有する中で、こころとからだの環境を整え、

自分自身へと力強い信頼と信念を持つことが、いかに大切かを実感することだと思います。


小さな子供たちに教えることは、

「丈夫な体」を持つことの意味や

今や全世代にある陰湿な「いじめ・嫌がらせ」から自分を守ることや「正義」とは何か、とか

その守衛のための技法とそういった「技術」を持つには何を注意しなければならないかを語ります。


若き世代には、夢と希望を持ち努力することの素晴らしさや、

複雑な現代社会で如何に自分らしさを失わないようにしていくかを伝え、


同年代には、まだまだ見果てぬ夢を共に頑張ろうと励まし、


人生では先輩でもある年配の皆さん方には、今や健康産業と呼ばれる業界がありますが、

それらに頼りきりにならずに 未だ見ぬ自力の尊さを知って感じてもらおうという指導をしています。

(健康産業の中には人の健康不安や身体や精神の心配事に付け込んで来ては

得体の知れないサプリメントや薬、水、後で役に立つかどうかわからぬ健康器材などを売りつける人たちのいる

世界もあり、フィットネス業界もそれに結びついてきていることへの懸念を思います)


私はいつでも正直にいたい。

私にタブーはない。


最近は有難いことに武術院でも毎回の練習は賑やかです。

今までは武術基本功・長拳、刀剣棍槍などのシンプルな練習が中心でしたが、

最近は対練や集団の練習も始められ進歩したので、より武術らしい雰囲気になっています。

毎回見学の方が見えるのですが、とても喜んでくださり この活動を運営する者としては嬉しく思います。


実は専門の「武術館」としてもやってみたいな、とも考えていたのですが、

今は日本社会が不況から脱出して 多くの方々が余裕が出来るまでは 

私自身もメンバーの方にも様々な負担はかけたくないので

今後のブームや流れをゆっくりと展望していたいと思います(実は今年の春に計画があったのですが昨年秋の世界不況に影響で、延期にしたのは良かったと思っています)


一番大事にしたいのは、一人ひとりとの「縁」です。


今はネットでの情報をやりとりするのが普通な社会ができています。

しかし注意が必要なのは、実際に会ったことも無い人同士のやりとりもあるために、

いかにも良く見せようとして捏造した情報を羅列して状況を装ったり、

特別意識を集めるための肩書きなんかを振り回しているのをよく見ます。


自作自演は今に始まったものではありませんが、人の目というのは正直です。


私は年配の皆様から学ぶことも多々あります。

それは「人」の「喜怒哀楽」から、

多くの皆さんは「人」それぞれを直感で見抜けることを知っている、ということの素晴らしさです(時流に振り回され、見抜けない人もありますが・・)

人は何によって「喜び」

何によって「怒り」

何によって「哀しみ」

何によって「楽しみ」を見出しているのかを知り、

その品位と質によって、その人の全てを見抜きます。


今のネット社会は今大きな分岐点に来ているのも理解できます。

それは、インターネットは(私の個人意見でも、このように)多くの情報を発信できますが、

その情報の真偽も同時に見抜かれ その回答も一瞬に多くへも届きます。


それを味方にできるか、どうか。私はそれは難しくないと思っています。


それは現実力「リアルタイムの力=実力」です。

(実は今までの口コミという存在は、これからも一番力を持っているのは変わらないでしょう)


世は永遠に何があったとしても「実力」がモノを云う世界は変わりません。