眠っていた夢の中で20年前の時のことがよく出てきます。

1989年の春は安徽省武術隊でトレーニングしてきた年でした。



5月に天安門事件があって、

夏には大阪で競技会があり、決勝の自選棍術で棍を折ってしまったのをまだ覚えています。

その時は東洋大学の学生で自分の場合は大学に入ってから、


とても学業が好きになり熱心に勉強するようになりました(おかげ様で視力はまだ1.2~1.5ほどあります)

その当時もいつも朝から晩まで武術のことばかり考えては、拳脚を練り続けていました。

ある高級ホテルのサービスマンでのアルバイトをしながらバブルに湧いた世を淡々と眺めていました。


あれから20年。

振り返ると、大変なこともいっぱいあった。とにかくいっぱいあった。

楽しいこともいっぱいあった。

有意義な20年間だったと思います。


これから先を見ると自分自身の世界での感想では、もっと良くなっていくだろうと感じます。

ホテル勤務をしながらずっと人々を見てきて、

20代後半から入ったフィットネス業界で


自分の特技の武術を生かす太極拳や気功を指導する仕事を始めて

非常に多くの人を観てきて感じたのは、

本当に健康な人というのは、富裕層でない人の方が多く、

イメージ的な健康不安をいつも抱えていたり、精神的に弱いのは 苦労から逃げてきた人の方が多いようです。

(苦難に耐えると人間力は増すと思います)



自分がこれから20年後の60歳になった時には どんな感じで武術をしているのだろうと思うと、


何か不思議な希望も生まれてきます(今から10年後はこの国の人々の健康問題は実際にものすごいことになっているように思います)

とても不思議な還暦を迎えた人になりたいので、


またこれからも先ず10年間は自分のペースでしっかりと頑張りたいと思います。