自分は数えてみたら フィットネス業界で仕事をするようになってからもう13年間が過ぎようとしています。
私は元々は13歳の独学からスタートしてから様々な日本国内の関連団体を渡り
「この世界は このままでは永遠に駄目だ」と察知してから
決意して16歳からはチャンスを見ては中国本土で学び歩き
本物の「師」を求め 真剣に日本人として中国武術界を極めようと求道者として
その道を歩くことに始まり、武術だけに限らず だんだんと太極拳や気功導引をも修め 今日に至っています。
私の職場の「フィットネス」とは何かを考えれば、
「フィット=適する」その名詞形は「フィットネス」
それに「スポーツ」の概念と融合し「フィットネスクラブ」あるいは「スポーツクラブ」というようになりました。
正直、現在は「何でもあり」の世界になりました。
実は、これを観れば判る通り
明確な基準のないまま ビジネス的な金稼ぎでうまくいけばジャンルや考え方はおかまいなしを象徴しています。
今現在は不況のさ中ですから これも方便で仕方がありません。「健康・医療産業」はもっと不適切なものも横行しています。
達観して見ていれば、今現在の多くの一般の人々たちの生活では とにかく金銭が必要で、
倫理道徳は後回しにしてでも稼いで(後の他人の事はいざ知らず、我が身が大事)
不安を解消したい、そんな風潮や傾向を感じます。
この時点で本来の「日本らしさ」は失われてしまったのを実感します。
それは、それで仕方がないのでしょう、時勢がその「選択」を選ばせたのです。
しかし私は従うことはありません。
100人のうち 99人が行っても 私は最後の一人でありたい。
正直に感想を言えば、世の流れに従い「魂」を捨てるのは簡単。
明日から辛くて苦しく、大変な作業に「NO」をいい続けて、
自分の経済的メリットの都合のいいことだけに「YES」をいい続けて
人を騙す様な結果でも「OK」とやればいいのですから。
絶対に「心」は売らない。
「心」を売って 物質的に豊かになっても幸福にはなれない、
結果として 心が彷徨う人間になってしまうのをたくさん見てきました。
これは真実。
私の掲げる心身共に豊かになれる方法とは「運動」「睡眠」「食事」のサイクルの中で
最も重要なのは「運動」に尽きます。
それに大切なのは行う「意味」「理由」「目的」「効果」
この4つは絶対条件です。
人と人が競争し合って勝ち負けを競う「競技」
ただ面白可笑しく体を動かす「娯楽 レジャー」
自分自身の生涯での「精神と肉体」の健全さを保つ「養生」
の3つに分け 用途とその「責任」をはっきりすべきだと感じています。
私は「養生」を最も重要視しています。
(後の二つはいつだって気が向けばできるが、その逆は不可能)
誰でも人が「一人ぼっち」になれば、
自分の精神と肉体に意識を向けて考える時間が必ず出てきます。
最終的には本当の「心身」の「実力」が自分自身であるのです。
誤魔化しは利かない、ただそれは「そのもの」でしかないのです。
しかしそれが本当の「自身」の将来・未来に直結していることです。