今、三国志を詳しく読んでいます。その中で 呉国の孫権のところの記述に、ふと思うことがありました。


呂壱の弾劾事件

呂壱は中書典校という役職におり、主に文書行政を行っていた。

いわば官僚ということである。公平公正さをもって役職にあたるべきが官僚であるが、呂壱は出世欲にかられ、


あることないことを捏造して上奏し、重要な官職にあった有能な人物たちを弾劾していたのである。

しかし国が興ればこの手の輩は出てくるもので、問題なのはこの官僚を孫権がすっかり信用したことであった。

孫権の頭の中には南下を続ける魏の存在があり、内政の特に人事面での配慮は薄くなりがちだったことだ・・・

※弾劾(だんがい)とは、

法令により特別に身分を保障された公務員に職務違反や非行があった場合に、


議会その他の国民代表機関の訴追を受けて、


他の国家機関が審議して当該公務員を罷免または処罰する手続きである。

(つまりは、自己保身などのために、有望な人・気に食わぬ人を何かと理由を探し出してきて(でっち上げて)は、葬ることをするようなことである)

長く武術の世界にいても いくつか思い出されることがあり、


数年前も自分が立ち上げた武術院の中でも面倒なことがありました。


(しかし、私は孫権とは違う、人としては劉備が好きで 直感や行動力では曹操が好きです)

今現在の活動の中では、本当にいい形でまとまっているのはとても嬉しく思っていますが、


振り返り 先をまた思うと 人の世は注意しなければならない、とも思います。

つまりは、人の集まる組織というものは 


どんなものであれ 信頼のおける人が とにかくたくさんいることが何より大事で、


何か不自然なことや不可解なことが起こればすぐにみんなが反応し自然浄化していくのが理想だと思います。



国家が乱れるのも多くはこの理由だと思います。



もうじき公開のレッドクリフⅡでは、ジョンウーが描くのは勇気と友情だといっています。

先ずは身近から素直な信頼と信用ができることが大事ですね。