昨日は時折小雨降る寒い1日でした。朝の日吉の丘太極拳の活動も小雨が途中パラつくこともありましたが、竹林の中に入り自然のドームの中で竹を活かした導引術とたまには紹介も兼ねて陳式太極拳を無事行いました。

午後の武術院の活動では初めての試みでミニ演武発表会を行いました。

実は武術師兄弟である渡辺成人さんが今オランダから帰国されていて、今週末からの香港での国際大会の調整の練習と秋冬に頑張った武術院のメンバーの練習の成果を互いに確認し合う機会ときっかけの為のコラボレーションをしてみました(もちろんコーチをして頂いている大久保克さんも一緒です)

しかし思ったより冷えて、全体的にウォーミングアップに時間がかかり演武会の時間配分がちょっと足りなかったので反省です(次回に繋げよう)

でも内容はとても楽しくできました。

オープニングは私自身も加わった「集体刀術」

次には、内容的には良かったと思う集体の「四段棍術」

そして渡辺さんの猴棍(猿棍)

それから期待の星、ロシア生まれの浪漫くんと露生くんコンビの三段長拳。

岩田さんの気合いの入った地躺動作の入った棍術。

(思えば1986年の第3回の全日本川崎大会で小老虎さんも棍術で地躺動作をやりましたね)

そして今本当にこの秋冬に頑張ってきた武術班の一段長拳。

そして3人での集体長拳(揃っていてチームワークが良かったですね、あのトリオなら鷹爪拳も観たかったなぁ)

そして私と同い年!凛々しくひたすらに頑張るお父さん代表山本さんの四段棍術(本当にあの熱意には感動します)

ルーキーの飯田くんの陳式太極拳と町田さんの長拳も頑張りました!

しかしこの時点でもう4時45分。ゲゲッ!!時間がなくなってしまった・・

そして帰国して間もない女傑。安部さんの苗刀 (梢子棍も準備していたのに・・スミマセン)

そして口からだけではならん、ということで 私は今回は形意拳を演武しました。

ラストはもう一度 渡辺さんの鷹爪拳です。

昨年の春~夏は伝統拳術の講習を行い、修練をしている人にはとても良い勉強になったと思います。

それぞれ人間は本来「良さ」が必ずあるものです。武術はそれに必ず応えられるものがあるのが良いと思うのです。

こうしたことで総評としてはやっぱり武術はいいな!と思うことのみです。

他のスポーツも確かに素晴らしいし、私もサッカーやバスケットボールとかの競技も好きだし、水泳や日本の武道の剣道や柔道もやりました。

本職の仕事は健康志向におけるバリバリの最先端を行く大手を含む

スポーツクラブのインストラクターですから 時勢が求める筋トレでも何でもこなします。

その中でもやっぱり自分は原点の武術(太極拳・気功を含む)が大好きです(浮気なんかしたこともない)

武術で良いところは一人でも技と能力と武技と精神を高められ、二人でも三人でも大勢でもできるところにあります。

自分が思うに、今日本社会に足りないことはこの武術活動で全て補えると自信を持っています。

個人・個性の自己実現とその発露。身体機能強化。武術としての攻防意識を高め、武技の体得。数人でコンビを組むことでチームワークが磨かれ、コミュニケーションも上手になり 自然に育まれる協力と調和、つまりは理想的な協調性が自然に身に付くと思います。

練習と演武も終わり、みんなで打ち上げを行いました。

やっぱり仲間たちとはいつも以心伝心。とても盛り上がりました。

話したくなることが多くて、聞きたいことが多くて気付いたらやっぱり5時間・・(皆さん今日は大丈夫だったかな?)

楽しい時間は尽きないものです。

感じたのは、もうこれから10~20年ぐらい以上、きっと この仲間達とずっと一緒に頑張っていけるのだろうな、と直感で思いました。

人生はいろいろある。

そのいろいろある人生で、主役の自分。脇役の自分。裏方の自分。

たくさんたくさんこれからもあるでしょう。

この広く、美しい 丸い地球の上で数えられない人たちの行き交う中で、

心から通じ合える人々と一緒に出会えていられる、というのは幸福に尽きると思うのです。

参加された皆様、ありがとうございます!また夏に頑張りましょうね。

これからも一緒にいつまでも「見果てぬ夢」を見続けて、共に楽しく進歩していきたいと思います。

「楽しさ」というのは人それぞれに感じることは異なるでしょう。

現世の風潮としては、不真面目に茶化してはふざけての面白おかしいものもあるのかも知れません。

私の「楽しさ」というのは、そういうものではありません。

人間らしいヒューマニズム。頑張っていれば失敗もあるし、いろいろあるものです。

その中でコケては立ち上がり、人情の中で もっと良くなりたいという 頑張り 紆余曲折・・たくさんあります。その中でも「進歩する」ということ。

以前の自分より、今は良くなったな、面白くなったな、前は辛かったけれど、最近はそうでもなくなったな、という感覚が大切です。

人間の感覚の進歩が「楽しさ」です。

過去より今が充実している、これからのそれぞれの自分の未来がもっともっと充実していくだろう、という安泰感を大事にしたいです。

これから、春爛漫に時候はもうすぐ。

春が来た!

(※今回ミスったのは、みんなの演武をビデオで撮り、打ち上げでも会話に夢中で写真を撮ることを忘れていました・・)