日本は島国です、我々の国土の周りは大きな海に四方が囲まれ、しっかりとした山と川もあって 水と緑に恵まれた地であります。
その四季折々は美しく、人間性として日本人は勤勉で万物を大事にする精神があり、
様々な理由から、海外から もたらされた文化を受け入れ、時によっては 自ずから海外へと旅立ち、学んだものを活かし続け 受け容れてきた背景として その歴史が創られて、今日に至っています。
その文化基礎には、基本的に 日本「八百万の神々」の名の通り 大自然も偉大な人物も一緒に祀り上げ 善良な事柄を大切にしてきました。
この「寛容の精神」は諸外国には不可能なことを可能にしてきたのです。
この日本という国自体を支える老若男女の人々たちの精神が傾いた時
つまりは不景気は、大体この「寛容の精神」を失ったか、あるいは忘れた時だと思っています。
空は広い、海も広い。植物や動物たちを生み出してきた土の力は人智では計り知れないものばかりです。
それを一時期の統計の数値の基準だけに考えるのは止めましょう、といいたいのです。
確かに数値で表されることは大事です、
しかしそれは 大方を「把握」するための資料づくりの一つでしかないことも 知っておくことも大事だと思います。
明日になったら、予測もしない事がたくさん動き出すのも よくあることです。
「良い流れ」も「良くなる為の努力」をしているのなら、その流れに乗れると思っています。
これも自然の法則。これからも一ヶ月は「春爛漫」に近づく時候。
麗しき「春爛漫」の風情を思えば、
何故にその綺麗な花々が咲くのか・・
それは雄蕊と雌蕊が、大自然の流す風の流れの中でふさわしいもの同士が出会うからです。
思えば、この不況と呼ばれる経済的不景気を呼び込んだのは昨年の「秋」
その樹はもう枯れ果ててしまいました・・呼び込んだ人たちは今もう反省しきっているでしょう。
赦すことです、寛容の精神です・・
そして、
これからは新しい春。全ては別の世界。
朽ち果てた樹の横に、小さくとも青々と力強い芽が伸び始めています。
枯れたものを受け入れ、新しく生まれた力を受け入れ、
寛やかに、大きく「寛容」から「寛大」になっていきましょう。
精神力に限界は、
無い。