「芸は身を助く」 これは真実です。

人の世は常に移ろいやすく、変わりやすい。


芸の道に身を置けば己の「心技体」を磨くことを第一義にするものです。

これは変わらぬ王道。


ここ数年、世間では、

好景気と呼ばれる浮世の中で思い上がった「気」が、

ここ数ヶ月でいとも簡単に降下したのも相応な時代の流れ。


そこで 今や「気」が下がったまま、「流れ」も止まったまま、

の風潮があります。


それも所詮 今現在の「風」の向き。

その「風」に、

肌寒く凍える者もあれば、空気がキリっと澄んで身を引き締めて心地良く思う者もある。


「心技体」 この中で「技」のみを磨くだけの「芸」ならば、

非常に脆くて、心許無いことを時世が教えてくれています。


「心」と「体」

これが最も大事なのです。

そして、どの人にも会ったその瞬間で解かるのが、

「心意気」