一路華拳
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功力拳
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北京に広まる花拳
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弾腿(山西省の名指導者、現在はアメリカで活躍中 張玲妹)
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私の大事にしている基本技術はこういった伝統拳術にあります。
中でも華拳を学んだことは、今でも大きな財産になっています。
長拳という名は大きく伸びやかで動きが大きい拳術の特徴のことを本来は呼んでいました。
それを「伝統長拳」と呼びます。そして競技会においては「競技長拳」ということができると思います。
私の世代では、その伝統武術~競技武術への確立が進められた時期に武術を始めることが出来て
(伝統の技術の基礎と思考 そして競技界をしっかりと分類できるので)良かったと思います。
時代の変化の中で、競技会の中では跳躍技を重視するあまり 最近は跳躍と着地、拍脚と拍地、
ばかりがやたらと多く見られる競技の長拳になってしまいました。
それはそれでルール上での用途があるから、本当にこなすには疲れる技を減らし
体力温存をしながらすすめる必要があるためにそういったスタイルになり、
それを重要に思う方もあるとは思います。
しかし私が思うに「武術」たらしめるならば、
長く自分の「功夫」を維持するためのトレーニング:練功が大事だと思います。
そして、それは技術や肉体だけでなく、人間性つまりは精神性を高めることも大切です。
師が教えてくれた言葉の中に、
選手でいられる間より 辞めてからの方が長い、それを考えて練功をしなさい、とありましたが、
まさしくその通りです。
長く続けていると思うのは、たとえば、今50歳の方がいたとして
47歳から練習を始めて50歳で「ある技」ができる様になった方と、
かつて若い頃はできたといって 50歳になっては、
その「技」ができなくなってこなせない、動けないという方があった場合の時には、
私は前者に敬意を思います。
「功夫」という言葉には「時間」「能力」という意味を含んでいます。