横浜でもだんだんと肌寒くなってきました。
もうすぐ立冬を迎えます。
大自然のはたらきは、春~夏に地上に全てのエネルギーが放出され、
そして秋では固くまとまった「実り」ができて人々が刈り入れ 収穫されていきます。
晩秋では残された樹々の葉が紅葉し落葉し始めて、冬の入り口へとさしかかります。
それが立冬。
この「立冬」から3ヶ月後の「立春」まで、大自然は地中深くエネルギーを蓄える「貯蓄」が「冬」の時候です。
およそ立冬から1ヶ月半後を「冬至」といい(1ヵ月半前が秋分)養生の考え方ではそれまでに冬支度を全て衣食住と心身面で終えておくことが望ましい、といいます。
昨日はインスピレーションで思うことから「動き出した負のスパイラル」という題で書いてみましたが、
やっぱりメディアにも流れる大きく動き出したムーヴメントを見てまたいろいろと思いました。
つまりは全てが「因果応報:原因と結果はそれに応じて報われる」です。
世の景気が悪くなると、事によっては、あるところまでは行き着かないと変わらないので、
それはそれで見届けることも大事です。
そんな時は気分転換が重要です、やっぱり身体が資本なので
衣食住を充実させて楽しんで毎日を過ごすのが一番かと思います。
私は仕事が運動ですので、運動は充実していて いつも睡眠は深くいられるので、
やっぱり食事を楽しむのがいいですね。
寒くなると温かい料理がおいしくなります。
最近は日本料理では個人的に寒い時にはふぐ料理が好きになりました。
湯引き、てっちりやから揚げ、焼きふぐ・・最高です!
中華料理では、江南地方名物の蟹粉豆腐(蟹肉と豆腐の煮込み)と、四川料理の麻婆豆腐と、
火鍋が大好きです。
以前、四川省の成都に行ったことがあり、
その時に本場の「陳麻婆豆腐店」で本場のマーボードーフを食べました。
(陳麻婆豆腐は、19世紀中頃中国・四川省成都市で陳という顔にあばた(麻子)があるお婆さんが作った 豆板醤、山椒を使った豆腐料理です)
四川省は内陸で、夏は暑く 冬は寒い土地ですが、その季節風土にあった食文化が完成していて、
四川料理は本当に理に適った料理ばかりで、身体にも良く 美味しい料理が数多くあります。
内陸で寒い地方では、身体が冷えてしまうので、地元で採れる香辛料を多く使い、
身体を芯から温め、発汗作用を高め 皮膚呼吸をもよくする効果があります。
伝統武術も仏教文化も盛んで、人も温かくやさしい方々が多くいたのが印象的でした。
四川省では1週間近く滞在しましたが、思い出は楽しかったものばかりです。
素朴でのんびりとした皆さん達をふと思い出しました。
今日本を含む世界中では不景気だと、騒いでガタガタしていますから、
美味しい食事をして、信頼のおける人たちと楽しく過ごして、少しのんびりしていくのが良いかな、と思いました。