今日は休日ですが、早起きをしたので 川伝いを散歩してきました。

朝の新鮮な空気を吸って、少し導引(気功)を行い、太極拳の練習を川原で行い 

またいろいろとレッスンの内容を工夫すべく考えました。



今年は上半期から~下半期に入り 10月上旬までは非常にハードでもあり、

実は2週間前ぐらいから慢性疲労から足を少し痛めていたのですが、


ようやくここへ来てまた調子が上がってきました。



富士山が遠くに見え、とても心地良かったので、今日はこのまま散策をしようと決めました。

何処へ行こうか考えましたが、山歩きはまだ控えておこうと思い、

また久しぶりに 懐かしの自分の縁のある街を訪ねよう、
ということで東京散歩にしました。

思うと、昨年の今頃の時候には こんな事も思っていました。
憶えています、いい思い出です。


http://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-10053113954.html


http://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-10051448711.html


自分は東京生まれ 東京育ちです。
東京は、肌で知り理解しています。

そのこと故に今は東京を離れ 横浜に住んでいます。

東京を知れば知るほど、この都市でそこそこ成功するのは 
そんなに難しくない、と感じます。

何故なら、何時 誰ともなしにたくさんやってきて 
何時 誰ともにたくさん去っていくことのくり返しが

一番堂々と行われるからです(良くも悪くも回転が速い)

(横浜で学び 感じたのは、土着意識の強さです 


つまりは土着文化を持つ方々は、上辺だけの甘ちゃんを咄嗟に見抜く目を持っているからです)

その横浜で、自分の目指した「夢」が
この地で実現できたことは感謝の念を深くいつも思います。

そんなことも時々頭をよぎり、
過去の自分と出会う小さな旅をしたくなるのも、この時期です。


今回は、自分の生まれ育った街「狛江」から、
思い出のある場所ということで、深大寺と神代植物公園にしました。

先ずつつじヶ丘まで行き、バスに乗り神代植物公園へ向かいました。



とても久しぶりです。前に一度行ったら月曜日の休館日で入れなかったことも思い出しました。

途中景色を見ながら、あまり変わっていない「武蔵野」の風景にドキドキしました。

公園入り口について、一呼吸するとやっぱり変わらない武蔵野の風の香りです。

(横浜とは、また違った空気の質です)

東京散歩1


東京散歩2


入り口からすぐに菊の品評会が行われていました、とても鮮やかで見事です。

庭園を抜けて植物園、バラ園を拝見しました とても気持ちのいい空間です。



東京散歩5

東京散歩4

東京散歩3

それから深大寺へ向かい お参りをして、境内を散策しました。


東京散歩6


お昼はやっぱり 門前の深大寺そばです。



東京散歩10

東京散歩9


おそばはシンプルに頂きました。やっぱりものすごくおいしい!

子供の頃、若き父がそば好きでよくここへ連れてきてくれました。

それ故に、自分もそば好きになってしまいました。

父はもう他界しましたが、思い出の中で一緒に食べながら想いをめぐらせました。



今でも、お参りしながらも教わることはとても多くあります。


東京散歩7


深大寺を後にして、次に向かったのは新宿です。

東京散歩11


新宿は予備校生として通いながら、そこから千駄ヶ谷にあった全拳協事務所で仕事のお手伝いをしていました。

中国からお招きした老師にお供して教室へお連れし、 一緒に太極拳や武術を勉強し練習をしました。

時折は、片ことの通訳まがいのお手伝いをしていたのもいい思い出です。

予備校の通い、仕事をしながら武術をしていました。

若き頃っていいものですね。

苦労して辛くても、何かに楽しみと努力を見つける能力を持っているのだと思います、
それが今でも活きているのは感謝です。

途中、よく通った中華料理店の「隋園」です、
以前はもっと四谷三丁目に近かったのですが、10年ほど前に移転しました。


東京散歩12


さすがにさっきそばを食べてきたので、入るのはまた今度にしました。


やっぱり気になったので、自分の通った予備校を覗いてきました。

事務所の前には今年の大学の合格者の名前がずらりと貼ってあり、
思えば自分もここに名前があった時は何か嬉しかったのを憶えています。

第2校舎も行ってみました。

やっぱり変わっていない、懐かしい。


先生の名前を見たら 知らない先生ばかりでした・・当然だけど。

面白かったのは掲示板に、

遅くなった時の帰り道は安全な明るい道を気をつけて歩いていきましょう(特に男子)

と相変わらずに書いてあるのを見て、かなり笑いました(実は真剣なんだけれどね)


それから、新宿御苑に入りました。

東京散歩14

予備校の自習室は息が詰まりそうな雰囲気があって好きになれませんでした。

あの頃、受験戦争の時代には、何かおかしくなる人もよくいました。


ある日一度、一人の生徒がいきなり黒板に

「No future for you」と書いて「バンッ!」と机を叩いて出ていった事がありました。

自分はそいつをすぐ追いかけて「早く、消して来い」といい、消させました。


そいつは、何か哀しげに教室を出ていきました。


自分は、いろいろと考えました。

「自分は悪いことをしたかな、間違っていたかな・・」なんて思いました。


そこで考えているのも疲れるので気分転換をしようと感じ、
校舎を出てすぐのところに「新宿御苑」があり、入ってみました。

東京散歩15

新宿御苑の周りは、江戸時代には内藤新宿と呼ばれ 甲斐武田に続く
甲州街道の出発地点だったのです。

江戸時代では千住、板橋、品川、そして新宿が江戸からの街道の宿場町だったのです。

その名残りを残し、庭園が開放されているのが新宿御苑です。

予備校生だった時、身体はいつも筋肉痛で 睡魔にはいつも襲われるので
リフレッシュにはもってこいの場所だったのです。

当時の寝転がって勉強したり、ストレッチしたり 気分転換で練習を始めた場所で寝そべってみました。

東京散歩13

当時の思い出がたくさん甦ってきました。

20年前の自分が、そこにいる感じさえしました。

靴を脱いではだしで芝生の上を歩いてみました。とても気持ちいい。

何か新鮮で、しかし思い出の地です。

そうこうしているうちに少し冷えてきました。

御苑を出て、まだ思い出のある場所を歩いてきました。

新宿は10代後半から20代後半までの10年近く 世話になった街なので、歩けば歩くほど、懐かしい思い出が甦ってきます。

喉が渇いてきたので、ちょっと一休みしようと目指し 入ったのが
知る人ぞ知る有名な アイリッシュ・パブです。


東京散歩16


パブ というのは正式には「public house パブリック ハウスの略 英国の伝統的な大衆酒場。また、一般に洋風の居酒屋」 といいます。

日本的には昼は 手軽な食堂:お食事処、夜は飲み屋 みたいなもんですね。

ここは早い時間帯から結構盛り上がっていて大丈夫かな、思ったらとても空いていました。

かつて ここでいつも飲んだのは「生のギネス」と「フイッシュ&チップス」です。

東京散歩17


東京散歩18


注文して思い出したのは、上智大の卒業生でイギリスに留学していたという就職浪人をしていた友人を 

ここへ紹介して飲んで、飲みまくって帰り道が大変だったのを思い出しました。

彼は今何をしているんだろう、なんて思いながら飲んでみました。
(今は銀座のミキモトで頑張っている、と聞きました)

次はキルケニーという、アイリッシュビールを飲みました。

何かとても懐かしい思いが、頭をめぐります。

ふと現在に意識を戻すと、成長した自分を感じました。

振り返りながらも、またもう一人自分が今を無意識の中で考えているのですね。

不景気の風は、世間では ちょうど冷たい北風の流れる 一ヵ月後ぐらいからもっと深刻になるでしょう。

その自分には直接関係がなくとも、少なからず降りかかってくるであろう影響と対策を思い、考えていました。

こう思うと、武術院では、ずっと進めてきた改革の成果もあって 
現在は、骨太で筋肉質なチームになり 何の心配がないのは嬉しいことです。

むしろ10年前の不良債権問題時の不景気とは違い、短期的に解決できることばかりです。

今の運営スタイルはその不景気の中でも、今日まで成長し続けました。



それよりもスポーツクラブ事業の方が少し心配です。

クラブによっては近々、また会議で発破をかけなければならなくなる場面も出てきそうです。

しかし、こういう時にも備えてきた部分では、10月から成果も上げているクラブもあるので、

またこれからも使い分けていかなければならない、
という予測も思いました。


しかし、いつも小さな旅の中で得るものは、とても大きいものです。


過去の実際の体験と経験して得た知識の集合知をはたらかせ、

近未来の予測可能要素をあぶり出し、早い実行に移るのがベストです。

アドバイスするとしたら、

不良債権化するヒト・モノ・カネは、いち早く処分することが大事です。

例えれば、腐ったミカンは周りに汚染が広がるもので、早く取り除き

美味しい蜜柑をできるだけ多く、求める方に届け 信頼を大事にすることが大切ですね。


自分が思うには、これからも大丈夫!

もう今回の不景気の影響からいち早く抜け出て、力強いV字回復に貢献できる仕事をしたいと思います。 

そのキーワードは、

アメリカは「ドル安 株安」なので悲惨なのですが、

日本は「円高 株安」にある、というプラスのチャンスを見抜けるかどうかです。



東京散歩20

↑ジュウガツ ザクラといって 一年に2回咲く 桜だそうです。見事に咲いていました。