今までに多くの武術老師に学び、とても大切なことを教わってきて 自分の今現在があります。
ここ数年、変わり行く中国で 自分の上の世代の中で現存する「武術家」は本当に少なくなりました。
その中で、正真正銘の本物の武術家であり、
競技会でもその実力を証明し、映画を通じてでも世界中へ中国武術の素晴らしさを広めた 武術家「胡堅強」老師
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自分は、30歳の記念に 2001年の夏に単独にアメリカを訪ね 学んで参りました。
かつて80年代、自分が思春期で 日本での世の理不尽さを不可思議に思い 打ち込んだのは武術です。
己の精神を浄化し、肉体面で筋骨を鍛えることに喜びを見出した頃でした。
当時は大きなカンフーブームがあり、毎日テレビのどこかのチャンネルでカンフー映画が見られました・・そんな時代です。
それから20年以上が過ぎて 現在があります。またリバイバルブームで中国武術・カンフーに注目が集まっています。
振り返れば、映画少林寺が1981年の秋に日本で公開されました。
私はその頃中学生で、既に武術の道を進んでいました。
映画が封切られる前に日比谷の映画館で試写会があると知り、一緒に武術をしていた兄と何十通もはがきを書いて申し込んだのを覚えています。そして無事当選になり、足を運びました。すごい熱気があったのを覚えています。
そして新宿プラザという大きな映画館の初日に始発の電車に乗り 前日から並んでいた行列に加わり 記念すべき初回をも観覧しました。
小虎を演じた、李連傑の長拳
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中でも圧巻だったのは まだ武術を学ぶ前の小虎が 感動したシーンでしょう。
刀術は孫建魁 九節鞭は杜伝楊 小虎の頭に打った 縄標を行うのは 劉懐良
それを見た師匠の打つ蟷螂拳は干海
ラストの圧巻の功夫をこなす地趟拳が、師父胡堅強です。
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思うと、映画少林寺のストーリーは「少林寺三十六房」のストーリーをパクリ
その内容も吟じると やさしい方丈がおり、
因縁ある「小虎」をかくまったことがきっかけで少林寺が焼き討ちに合い
陰険にも見える副方丈が 実は本当の事実を冷静に見抜いていたことも解ります。
(その後 助けた李世民の建てた唐が権力を握り 少林寺の振興が政治力の恩恵を受けて成り立った というところも最近は少し気になります)
映画「阿羅漢」南北少林寺
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映画「少林寺2」「原題 少林小子」の撮影途中で日本のテレビ朝日の「水曜スペシャル」で作られた小品もありました。
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王将軍を演じた 干承恵との対練
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干承恵が主役を演じた 黄河大侠 剣の名手として対戦
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また新たに 中国武術・カンフームーブメントが日本でも大きくなってきました。
自分が胡堅強師父に感じ 学んだのは 絶対的な意志の明確さでした。
人は誰でも 絶対的な意志と努力が、時代を作ってきたのでしょう。
今や多くの、私の後継でもある武術家の卵たち、そして支えてくださる皆様に大きな期待をしています。
この私が今までに受け継いだ意志を、
信頼できる素晴らしい仲間達に伝えて 共に頑張っていきたいと思っています。