ここ最近の世界経済の流れを見ながら感じたことは、
アメリカに端を発した問題は、かなり近いうちにもっと深刻な形になって日本社会に押し寄せてくると思います。
(童話のアリとキリギリスを思い出して下さい、しっかりと「アリ」になることも大事です)
ここ3年間ほどの投資からの回収が困難になってくるのと、それに伴う影響が出てくるでしょう。
(いわゆるとばっちりを受けることに気をつけねばなりません)
そのために2010年の春ぐらいまでの1年半ぐらいまでには、
今からどんな形からやってきても 経済的な面での とばっちりを受けないための社会的な持久力:忍耐と辛抱と力を蓄えることが重要になってくるように思います。
この秋に起きた金融危機は、今年末にはかなり不動産、銀行、証券 保険の企業・会社に大きな影響を与えてくるか と思うと、
11月末ぐらいには、かなり深刻な問題を受けるところが出てきそうです。
サブプライムローン問題の日本版はもう始まっているのかも知れません。
実は1年ほど前から「警告」はいくらでも発せられていますので、
それに気付いて対する準備が出来ていたかどうかが試されます。
(自分にも経験があるのですが、どんなに世間から優良だ とか老舗とか 一流だとか言われ、きれいで立派な建物の中に店舗を構えていた企業・本社でも 結果的に資金繰りが出来ず、収支が合わずに破綻・倒産してしまえば、全員はいきなり解雇になります。
人によっては会社の業績が良い時に購入した住宅ローンなどの大きな負担を背負ったとすると、解雇による収入に影響が出ようとも 待ったなしで支払いは毎月やってきます(いわゆる勤めていた会社の風潮のままの連鎖)そこからの就職難に伴うプロセスに不安がある人は 個人的な生活の破綻なども起こり得ることの影響の発端を与えてしまうことも、経営者たちは考えるべきでしょう)
この2年間ぐらいのマンション建設ラッシュがあり、
値崩れがあり、その後ろで支えていたアメリカの金融危機が目の前に出てきました。
中国もこれからは新規投資はもう期待ができず、回収すら難しいところも出てきています。
大企業はもうすでにインドやベトナム、ブラジルに拠点を移し変えが完了しているのも気になっていました。
日本社会でもITブームで成り上がった若き経営者たちには、
この秋の終わりから冬にかけては、初めて対峙するほどの、かなり大きな試練になるでしょう。
(本当の「実力」と、正直さ、と謙虚さ において差が出て来るでしょう)
自分は9月に入り、既に不安定な日本の空気を感じていました。
もうはまだなり、まだはもうなり。
という言葉があります。
自分の仕事面では、もう既に「守り」の重視と、
これからしばらくは良いチャンスが来る間での「攻め」の為の準備をしています。
これからやってくるであろう
ピンチをチャンスに変えていくための「力の蓄積」がもう必要になってきているのを思います。
沈む船には、ねずみが乗らず、
天変地異の前に生き物は逃げ出すものです。
経済と政治の動きの流れを注視しています。