今年の10月に入り、後期から 力を入れた 朝日スポーツクラブBIG・S綱島での
レベルアップ太極拳の講座をスタートしました。
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地元にできた BIG・S綱島はオープンから ずっと初めから 自分自身も楽しみながら
レッスンを頑張って盛り上げてきましたので、気持ちにも力が自ずと入ります。
ここでは、中国での体育学校や武術学校と同じカリキュラムでの、
本格講座をスタートしました。
教材は中国で使われる本物の中国語のまま、原文を訳しながら説明し 日本語テキストも揃え、
それに映像資料も用意して始めました。
今講座は、実は以前はホテル・ラフォーレ東京の中にあるフィットネスクラブの
「ラフォーレ・フィットネスサロン」において運営している(株)スポーツ・プログラムスで、
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かつて プロ・インストラクター養成の太極拳の専門講座を行っており、現在は次のバージョンの「気功ストレッチ」となったので、
その内容をそのまま、あるいはグレードアップして 愛する地元のクラブでスタートしました。
定員にいっぱいになると、実技指導の面で 目が届きにくくなるので、
このまま(クラブ側は定員いっぱいを希望?)で 行きたいな、と感じるほど、集中力の高い 皆様の とても いい雰囲気の中ですすめられました。
実際のところ、
日本における太極拳(中国武術)は、日本人は目が肥えているせいか、
外観による、見た目には非常に良くなっていると思います。
しかし、かつてある中国人老師が 「ある日本人」の行った武術の演武に対して「形」はいいが「神:しん」が足りない と、いいました。
あるいは、「内功」を感じない、といわれました。
それを評論する人たちの多くは、意味がわからない、とか「中国老師は教えてくれない」
などと、いったまま今日に至っているのを感じる時があります。
その中で、その「評論家」たちの多くがミスをしたのは、先ず中国語を自身が理解しなければならないのであり、
そのうえで「功夫」を長く積み重ねながら、「体悟」
つまり、日々の中で朝昼晩と 更に「意識」における感覚と
心身ともに学び 悟り 学習し続ける必要があったのです。
それから、一般的には 最初の大きな 武術や太極拳ブームから既に、20数年が過ぎています。
(あるいは人によっては30年近く 1972年の日中友好共同声明から日中国交正常化 今年は盛り上がらないけれど 1978年 日中平和友好条約 締結30周年 これも、ずっと政治問題化したりして 本当の日本と中国・台湾の間での問題児たちは両国とも早く反省して これからは邪魔にならないようにして欲しいと願っています)
人によって、積み上げたもの そして 「理解」し得たものが、
それぞれの「現在」になっていることだと思います。
自分は いつも料理人と同じような立場だと思っています。
出すべき 全ての料理には春夏秋冬、季節の変化に伴い 人の嗜好と味覚にも意識をおいて、
その時に一番優れたと思う 一品を出しています。
それを「美味い」と思うか、不味いと思うか、は その判断をした人の答えがいつも正しいと思っています。
10人が10人 出した料理が「美味い」というのは、有り得ません。むしろ不自然のようにも感じます。
10人のうち6~7人がうまい といってくれたら名料理人だと思います。
自分は、その領域を目指しています。
それに、一般論でよく 人間の「脳」は年をとるごとに「退化」する、と主張する人がいますが、
私は違う、と言います。
それは、自分自身の肉体と精神面における向上のための努力を 何もせずにいた人の場合です。
多くは医師たちが マスメディアを通じて 公けの場などでも、そのようなコメントを言いますが、
それは「自分自身のこと」も含めて(将来への健康不安や心身の心配事を)言っているのだな、と感じます。
これが、誤りだといいたい訳は、
真の「芸人」をみれば、解ることですが 年を取るごとに「芸」は深まり、味は良くなっていくものです。
そしてその芸を身に得た人たちは、誰しも基礎と基本には忠実であり、
常に新たな世界へと意識が向いているのです。
その素晴らしい実力を見れば、「脳が退化する」のだ、という意見は、
進化していない人々の、言い訳なのだ、と思います。
確かに、あるスポーツ競技では、
瞬発力 や瞬間のうちに最大筋力を発揮する世界には、「若者」が有利になることはあります。
それはオリンピック競技種目に代表される「比べっこ」の世界です。
自分自身と向かい合い 精神と肉体の両方を自分自身で向上させていく努力は
むしろ年が経つごとに「情緒」や「情熱」が深くなり、「味わい」も深くなるものです。
それは「大脳の進化」を意味しているのです。
本質的には、人は年が経つごとに どんどん良くなっているのです。
これが真実だと思っています。
今日の講座では、私よりも人生の大先輩の皆さんが熱心に 頑張っておられました。
本当に素晴らしい!と実感しました。
時間と空間の中でも、私はまだまだ 若輩ものですが、
26年間 日本人として 常に真剣な「学びの意識」で
日本と中国を行ったり来たりして 武術一筋で努力をして来て 自分の体得したものが、
また縁のある皆さんに、その経験を活かして頂けることが、
まさしく「陰陽」の交わりなのだと、この時候に実感できました。
本当に、嬉しく思います。
講座は今日スタートしたばっかりですが、毎回 新鮮に感じて頂けるよう頑張ります。
時に人の世は 辛く大変なこともありますが、それでもやっぱり人生は絶対に楽しい!
「楽しい」とは、「幸福感」があることだ、と思っています。
時間が経つごとに その幸福感をもっと もっと高めていく、
自分は、それを「努力」といいたいのです。
そのことゆえに「頑張る」のを希望します。
「努力」は怠らず、いつまでもずっと頑張ります!
ご参加くださった 皆様お疲れ様でした、ありがとうございました!
感謝! 本当に「謝々」!