日々いろいろと何かを学びたいと思うために、様々なところに足を運ぶようにしています。

人がたくさん集まり 活気があるところには必ず理由があると思います。


(※ただ集まっているだけなのは、用なくたむろっているカラスたちと一緒で意味がないのでそれは除きます)

中でも「繁盛しているお店」には、どこでも学ぶべき何かが必ずあるので、それをよく研究しています。



多くの繁盛店の親方やマスターは「価値」をよく知っている方々が多いのが解ります。

「価値」は「価:あたい」と「値打ち」が合致していることが鉄則です。

繁盛しているところの特徴は「そのもの」と「対価」を比較してみた時に、


支払った金額よりも「そのもの」の方が大きく感じられるものを提供していることです。

それが常に連続的になれば、あの「場所」に行けば何かいいことがある、と感じるから多くの人々がやってきます。

私の知人にはこういう方々が多いのですが、皆さんとにかく勉強家で博識な人ばかりが多いのに気付きます。



ここで価値というものについて考えてみれば、

お金を払い、得たものが「払った金額の価値+α:楽しみや喜び」があれば 誰もが嬉しく感じます。


これが繁盛するお店に共通する王道です。

それ以外に、

お金を払い、得たものが「払った金額より価値が低い」場合、


人はこれを敬遠していきます。


こういうお店はいずれ傾き、改善できない場合は当然のことながら自然淘汰され衰亡していきます。

次に、お金を払わずとも「価値のあるものが得られる」


これはボランティア活動、あるいは認知をしてもらうために行われる奉仕で とても貴い作業だと思います。


最後に、

お金を払わずに「価値のないもの」ばかりを得る。あるいは何も得られずに心身ともに労力のみ疲弊する。

これは全ての経済を停滞させる原因です。


ここからお金を払い、得たものが「払った金額より価値が低い」ことを引き起こすことに発展していくこともあります。


それがよくある世間の「詐欺行為」の原因になっていくことも思います。

こういうものは早く退場させることが望ましいと思うことがよくあります。




世界中どこでも、世の中の経済を「動かしている実体」は実はピラミッド型の底辺にいる皆さんなのです。

それこそ質が下がれば下がるほど世間は不況:不景気になり、質が上がれば上がるほど景気は上向きます。


世の中の経済を良くする、というのは 原点から思えばそんなに難しいことではないようにも思えます。

「信じる」の「信」とは「亻 にんべん:人」と「言う」行動が一致していることを初めて「信」と呼ぶのです。


「値」という言葉があります。「亻 にんべん:人」と「直:まっすぐ」が「値」ということの本意です。

そして、真っ直ぐの心が行うものごとを「徳」といいます。

世間では こういった行動から、様々な形で「対価」を生み出します。


人の正直な心と思いやりが、また出会う人それぞれへの素朴の努力の結集が評価になっていくのでしょう。


「世の現実」はいつも多くの正しい答えを教えてくれます。

繁盛していくことは、人々が毎日の活気をお互いに与え、切磋琢磨し与えられ合う関係なのだと思うのです。