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昨年の11月に行われた北京で08年のオリンピック期間に行われる武術大会の予選競技がありました。
この映像にあるのは、
長拳では山西省の「袁暁超」
槍術は安徽省の馬霊媚(我が師の楊老師と方堅さんの指導の賜物)
棍術女子は山東省、曹静
剣術は浙江省の張春艶
成績は9,8以上が真の優勝圏内です。
先月マカオで行われたアジア選手権大会
友人の上海の韋剣
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上海大会に来ていた1位だったマレーシア
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非常に評判の良かったイラン選手
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この大会での「日本代表」には武術太極拳系組織の選手が出場しました。
この団体関係は政治力を使ってすすめていく傾向があり、あまり好きではありません。
(昨年私は中国武術段位認定を受験しましたが、ここから圧力をかけられて差し止められていてまだ保留中です)
ここは意見をしにくい中国的政治色の影響を強く受けた雰囲気があり、、今までの選出方法も疑問が残ります。
そういった感覚があるためにこの「日本選手団」には応援をしたくとも 何かわだかまりがあるのでできません。
それに彼らが付け焼刃的に行うのを見れば、ただ無難にルールに従い点を取れる武術演技をパフォーマンスをすることで発展も感じないからです。
「日の丸」をつけた人材である以上は成績に責任を持って指導部も選手も頑張って欲しいとは思っています。
日本人はフェアな戦いが好きですから、世界中が注目するオリンピックの関連する大会ならば
中国選手の欠場した、あるいはエントリーを見送った部門で勝利してもあまり意味はないと思います。
大会を見て思うに各国のチームのうちで「武功を積み上げる情愛」が表れています。
現代スポーツ競技としての武術でオリンピックを意識して作った特別種目ルールでも
「武功を積み上げる情愛」がある国の選手がやはり好印象と成績を挙げています。
世界の感動を呼ぶのは「やらされた技術」の完成ではなくて、
選手の「やりたい想い」なのだと思うのです。
北京オリンピックでは、
今までの五輪とは違う形で
選手だけでなく、
多くの「想い」がたくさん表れる機会になると思います。