今日は、青空の下、久しぶりにのんびりと東京散歩をしました。


今は横浜に移り住んでおりますが、元々は東京生まれの東京育ちでした。


父方は埼玉県深谷市の出身で地元の生んだ日本銀行初代頭取「渋沢栄一」を尊敬しており、

母方は愛知県一宮市の人で、二人が東京で出会い、

住み込んだ町の、狛江という小さな町で生まれ 多摩川と緑の恵まれた地域で暮らしました。


ここには20年以上いましたが、途中に浪人時代と大学生の時に

勉強に励むために板橋区で一人暮らしを4年間しました(当然、自炊。仕送りなどは一切なし)


その後実家が狛江から引越しをして府中に過ごしました。


96~99年ぐらいの不景気(思えば、その多くが ずさんでいいかげんな事業計画ミスの結果)

のあおりを受け、東京という見栄っ張りで脆弱な基盤がイヤになることがあり、


一人、横浜に出てきました。


その後仕事先での、スポーツクラブの運営会社の倒産が2回、合併による影響が2回・・・


仕事の面でも建て直し、当初クラブ内の中国武術教室を潰す訳にはいかないと、ボランティアで再建しました。

(これが横浜武術院の原型)


とにかく、いつだって七転び 八起き、八転び 九起きで、頑張り続けられた結果 ありがたく今現在があります・・・


(本当に皆様のおかげです)



特に18~22歳ぐらいの学生時代は、世間を見聞し よく考え 悩んだりもしました。

それでもやっぱり青春の思い出は「東京」にあります。


とはいっても、横浜からは便利で、すぐなので 今日は思い出の東京の地を散歩してきました。



先ずは湯島天神からです。


東京1

学問の神様、菅原道真公を祀り 江戸徳川五代将軍 綱吉に大切にされ、


新井白石も詣でていたといいます。


東京3

まだ梅は早く、来週ぐらいから満開になりそうです。


東京2

境内では 桜まつりが行われており、


昔ながらの猿まわしをやっていて、なかなか見事です。



東京4


東京5

湯島天神を抜けて、


左へ曲がれば、そこは「無縁坂」


無縁坂1


森鴎外の小説「雁」に出てくる坂で、


森鴎外自身の旧居が近くにあり、その他名作の「青年」でも、この付近が舞台になりました。


13歳からはじめた武術ですが 10代後半~20代前半の時分は武術を修めながらも、

文学青年でもあり、もの思いに考えながら よくこの辺りを散歩したものです。


(学校がこの近くの、白山にある東洋大学で国文学:近代文学専攻で夏目漱石と森鴎外を研究していました)


大学に進学しても、勉強は夜間のⅡ部に通いました、中途学費は自分で出さなければならなかったので、

昼間はアルバイト 夕方から夜は学校で授業、帰ってきてから外で武術の練功の日々でした。

(今ではその習慣が非常に役立っています)


無縁坂2


さだまさしさんの名曲「無縁坂」にも出てきますね。


そして、「不忍池」


遠くに精養軒がみえます。


不忍池


ここでどこに行こうか考えて、今日は「学問」にゆかりある地へ行こうと思い、


次は、昌平坂↓にあった「昌平坂学問所」つまりは、

昌平坂

湯島聖堂へ久しぶりにやってきました。


湯島聖堂1


昨年は本場中国の安徽省亳州市へ老子の故郷を実際に訪ねてきましたが、


今日は、江戸の元禄時代に祀られた孔子像を拝観。


孔子の故郷は山東省の曲阜で、安徽省亳州市とは近くにあり、


5000年も前のことですが、交流もあったといいいます(何かロマンを感じます)


孔子


そして孔子廟の大成殿。


大成殿1

今日は湯島天神は賑やかでしたが、こちらは静かで穏やかでした。


大成殿2


かつて、ここを歩きながら「聖坂」の「聖」は「孔子」だったのだ!と、

自分で気付いた時のことを思い出しました。


ちなみに「お茶の水」の地名も、その昌平坂学問所で茶会などに使う、

聖なる水を汲み上げるための場所として「お茶の水」と呼ばれたからだそうです。 


聖坂1


↓聖坂の上から見た、湯島聖堂。


聖坂2


思えば、学問は学び終える ということはなく、


学び舎にいた時間というのも短く、実際の世に出てからの時間の方が長い。


何を学んだか、ということは時間が経てば経つほど その真価が解ります。


単位を取得することや成績を上げることだけに関心を持ち、そのために学校に来ている人物が

「あの頃」には非常に多く、 

自分はそういった考えの人達とは、距離を置いていました(今では考えられないかも知れませんが・・)


学び、問う ことが「学問」です。


一時期の日本社会の世を悪くさせた人々は、

どういう思考の持ち主の人たちだったか、今から振り返るとよくわかります。


人生は学びの連続であり、時間は今この瞬間にも流れ 過ぎていきます。


その「学び」は、やらされる為にするのではなく 楽しく自分の生涯における全ての場所で役立たせ、

多くの人の役に立ちたいが故に行うものです。


今日は、また歩きながら 大切なことを学ぶことができました。




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