今日も1日中、午前・午後・夜とレッスンをして来ました。


夜の気功のレッスン開始前に、会員さんとお話しをしていた時のことです。


インド発祥のヨガ、アルゼンチン生まれのダンス リトミクス、ドイツ生まれの・・・


クラブ内の広告を見ながら話をしていました。その時の会話です。



私が「やっぱり中国ってまだないですよねー」と言ってみたところ、


会員さんは「やっぱり自由のないところは、なかなか新しいものができないんじゃないの」とのお答え、


私、「いや、中国はこの1~2年はとても自由になりましたよ」


会員さん「まだ 子供が一人だけなんて、国が決めてたらダメだよねー」


私、「裕福な人が増えて、税金を払えば、いいらしいですよ」


会員さん「ふーん」



それから、この会話を振り返ってみれば、何でバリバリの日本人の自分は「中国擁護」をしたのだろうか?


それは「中国」が好きだし、武術を通じ たくさんの事を中国大陸で学んだ「敬意」があるからでした。


日本から出ることがなければ、今の自分はなかった、何度も中国へ足を運び自分の身体の五感で感じ、学んだこと、


異国であっても鍛えられたおかげで、今や堂々と中国武術協会の役員の誰でも対等に話しもするし、交渉もする。


しかし、「会員さんが言っていた事」は一般の日本人の感じた真実そのものでした。




中国は、3年ほど前に「反日運動」を政府の一部の人間たちが扇動し引き起こしました。


その時に多くの一般日本人は「中国」を嫌いになり、「中国人」に対しても大きな「イメージダウン」になりました。


自分は「その間」に入ったために本当に大変でした。


2004年10月17日の月曜日に、「太極拳学習ツアー」を出す予定でしたが、


その年はずっと「政治問題」が大きくなり過ぎたために、何か私の「直感」がはたらき、


1ヶ月前に「延期」を決めました。



その日の10月17日(月)の朝に、TVをつけた時


「小泉首相」が「靖国神社訪問」のニュースが流れました。


その時自分は「危なかった!!」と自分の直感を信じた偶然?あるいは必然に確信がありました。


その日の朝は、どの番組もずっとそれを実況中継しておりました。


TV局の中にはヘリコプターまで出すものもありました。


私はそれをゆっくり眺めながら、日本国首相の行いに「誤ち」はない、とやっぱり思いました。


「日本人」は誰であっても、生命を尊び 複雑な事情であれ「亡き人の魂」は大事にするものです。




しかし、中国政府は必ず報復をしてくるな、とも感じたのです。


次の日の火曜日の中国の新聞各紙は人工衛星「神舟」の打ち上げを報じるものばかりでした。


多くの識者は「中国政府」は、1日策を練り「19日の報道の日本攻撃はすごいであろう」との予想通り、


迎えた水曜日は、その予想通り「集中砲火」の記事ばかり、大きな文字で「小泉拝鬼」と報じられていました。


自分は静かに、それらの記事を見て「想い」をたくさんたくさんめぐらせました。


「中国はミスを犯した」と、


その後、小泉首相は「中国抜き」でインドやオーストラリア、その他東南アジアでの経済面での協力体制を広げ、


アメリカを通じ、メキシコを始め 南米のブラジルやアルゼンチンとの強い協力体制を広げました。


ヨーロッパでもロシア そして先進国のイギリスとフランス、イタリア、との強い提携関係を結びました。



当時の中国首脳陣は、


今は「国際経済」が一番の味方なのだ、という読みを理解していない「まだ経済大国ではない中国」が先にミスをしたのです。



その結果、今でも多くの「日本人達」は、イメージダウンした「中国」をまだずっと強烈な印象を憶えています。



たとえ尊敬すべき「先代」が生涯をかけ何十年もイメージアップして、掲げた良いイメージの「看板の価値」は、


「心のあり方」を間違えた「一代」が「一瞬」にして「看板の価値」をどん底へ叩き落とすのです。


人間は誰でも誤ちを犯すものです。


実はその「イメージダウン」をしたとしても、少しでも救うのは「謝罪とお詫び」なのです。


しかし、その「チャンス」を逃すと、「イメージアップ」はとても難しいのです。


これらは、「職人」として生きる人であれば、知らない人は誰もいません。




中国に限らず、今の日本でもそうですが、


「職人意識」の低さが、大きな厄介ごとを自ら引き起こしているのかも知れません。



自分は日本人でありながら、ですが、


そんな「中国」のイメージアップに努力しています。



それ以上に「日本」のイメージアップに貢献しています。



それは「日本人」として、「アジア人」としての「東洋の誇り」を大事にしているからなのです。


「東洋」と「西洋」は融合し、もっとこれからが素晴らしくなる、


それが21世紀の素晴らしさだと信じているからです。



追伸:


実は、延期した中国ツアーは、よりパワーアップして 今年の来月11月に行います。


http://ameblo.jp/yokohamabujutuin/entry-10044992920.html


テーマは、老荘思想の源を訪問する旅。


誰もが知る「タオ:道」の思想。



「身勝手」で自分の「ご都合主義の感覚」が「地球規模:グローバルスタンダード」で


普通になった「今」だからこそ、その「本意」を見る為に、


老子と荘子の生まれ故郷を訪ね、「理屈とか理論」を越えて、


彼等(老子・荘子) 歴史に刻まれた人物を育んだ地を踏み

 

世界最古で究極の健康法であり、中国武術の象形拳のルーツになる「五禽戯」の創始者で 


神医と呼ばれた「華陀」


 三国志演義で描かれた悪者 「曹操」の生まれた大地に立ち、風に吹かれ、


「無為自然」


「自然の流れの中で、してはいけないことは、してはいけない」の本当の意味が解る「晩秋」に


武術生活25周年の自分と、その仲間たちと、その時に想いを馳せ 出会いを今から楽しみにしています。




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http://www.geocities.jp/yokohamabujutuin/kaisetu.html


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