2008年北京五輪での武術競技大会での中国国内での選考会が河南省、鄭州市で行われました。


さすが、youTubeは早いですね。


もうその大会の映像がアップされています。


http://jp.youtube.com/watch?v=oL9q8_vX1Yw&NR=1


http://jp.youtube.com/watch?v=yIIZOoZl4wg&mode=related&search =


http://jp.youtube.com/watch?v=YEaF_4P2SjQ&mode=related&search =



杭州での国際伝統武術大会には、そのまま審判団や委員会がやってきていて、「仲裁」の仕事をしていました。


http://www.geocities.jp/yokohamabujutuin/newpage1.html



途中、私がよく知る審判の先生から、08年オリンピックまでの事。


これからの中国武術協会の指針、09年からの方向性や練習方法や運営での注意点、


いろいろな事をアドバイスして頂けました。



本場中国でのここ数年の武術事情を知り、国際的な普及状況を聞けば、さまざまな問題点がある、ということを聞かされました。


中でも「中国武術」の普及、国際化で足を引っ張っているのは、ある「日本」の団体なのだということを知りました。


彼らは自分達にとって都合が悪いとすぐに「クレーム」を付けてくるそうです。


他の国は個人レベルでも常々研究や努力をしていて、日々情報収集を行い ルール変更などがあれば、すぐに対応してしてきています(私達もそういった人たちと一緒です)


日本のある団体の人たちは数で群れて陳情すれば何でも聞いてくれる、という旧弊な感覚があるせいか、それを国際的な組織に行っているのはどうかと思います。


日本的護送船団方式の横並び体質の感覚を持つ人たちの習性は、足の引っ張り合いをしたりするだけで、発展することは、何一つありません。


そして、近年 中国武術協会が制定した「武術段位」制度があり、


http://www.wushu.com.cn/Inof_Channel/003_Dwz/00001_00050/Duanweizhi_00007.htm


世界各国のたくさんの武術人の方々が検定試験にチャレンジをして認定を受けている中で、


日本からの受験者に妨害をしたりしていて非常に無意味で厄介な人たちです。


(その団体内での事だけならば問題がないのですが、日本国籍を持つ全ての人の受験阻止をする権利も拘束力はないはずです)


(今度「みのもんたさんの朝ズバッ!」にお願いしてみようかな・・)


今や日本国内でも様々なスタイルの「検定制度」があり、人々が自分の能力を高めるために自由にチャレンジして新しい産業の振興を目指しているはたらきと逆行しています。



その他多くの国では、スポンサーが常にあり その企業が選手を「従業員」として扱い「プロ選手」として世界中で行われている武術の国際大会に派遣し名を挙げて活躍しています。


あるいは単独で全て自己負担でエントリーして、腕を上げている選手もたくさんいます。


そして、そういった選手が国際的知名度を自分で持ち揚げて、チャンスをみて大きな大会に挑んでくるそうです。


日本における武術の普及はまだまだこれからで、可能性は非常に高いと感じます。


武術に限らず、オリンピックや国際大会では運営上「政治力」や「資金力」を使ってでも上位成績がとれるように仕組むことがあるそうですが、


そうすると参加した出場者のモチべーションが下がるので「武術」では、そういうものになって欲しくない、と言っていました。


今後、中国武術協会では、全てにおいて「公平」「公正」「公開」の三原則を重要視する、といっておりました。


そして今や世界中では「武術」は他の「西洋的オリンピック項目」にない老若男女を含む全世代がチャレンジできる 他に例をみない「項目」であるのだということを実証し、高く評価され広まっています。


IOC国際オリンピック委員会もそれを理解し ジャック・ロゲ会長も、先日8月8日の北京五輪での記念式典後すぐに少林寺を訪問しました。


http://blogs.yahoo.co.jp/yokohamabujutuin/41435276.html


ジャック・ロゲIOC会長が少林寺を訪問 「武術」は北京五輪でも文化活動として重要な部分を占める遂げるだろう、とコメント 07.8.10

http://www.21bowu.com/news/ReadNews.asp?NewsID=21958&BigClassName=综合动态&SmallClassName=热点新闻&SpecialID=0


今後、今回のステップを経て、オリンピック正式種目化に向けて2016年に再申請を出すそうです。


思えば、2016年は「東京」もオリンピック候補地に立候補し、これから招致活動を行いますが、そのオリンピックで、アテネの女子レスリングのようにピュアで新鮮な「日本勢」がメダルを獲得できるような、


そんな「夢」を大事に、頑張って練習をしている教え子たちへ「武術」と「努力」の素晴らしさを伝えたい、と思います。