世間では「格差社会」などと、ただ騒ぐ人がいますが、
もっと落着いて考えてみれば、
「能力差」が大きくなった、という方が判りやすいと思うのです。
1日は24時間であり、それが365日で1年。
1年×10が10年になります。
一部では「失われた10年」などと呼び、
これらに付き合って無駄に過ごした方々が、
非常に多いということを時代が証明してしまいました。
その10年間の間で、必死に、人に頼らず、
行き返りの電車の中でも仕事がうまくいく方法を考え、
実践しては勉強を繰り返し、
これを日々の毎日に朝から晩まで、
努力をした個人やチームとの「差」は開いて当然だと思うのです。
今や旧型の、全体主義思想に依存し、
甘えの体質から逃れられない人は、
そろそろ「誰かのせい」にするのは止め、
自分が先ず何が出来るか、を考察し、
不満があるなら、
その不満を自ら乗り越える発想と努力をすべきです。
「給料をもらう」為に仕事をするのか、
己にふさわしい「報酬」を掴むのか、
どちらかを人は必ず選んでいます。
こうしてみると結局のところ、
「選択肢」はいつもあるはずなのに、
「ない」と思い込まされているのかも知れません。
鳥は、自分の翼ではばたいて空を飛ぶのです。
他の鳥がはばたいて自分が飛ぶことは出来ません。
人の世で、今「誤ち」だと言われているのは、
巧みに誤魔化して、他の鳥に飛ばせて、
飛ばない「自分」にメリットを得ようとした考え方そのものが、
全て滅びています。
自分自身で力強く翼をはばたかせて、飛ぶこと。
遠くへ行きたかったら、より強くはばたけばいいのです。
複雑にややこしくする前に、
判りやすく生きていくことは、大事です。